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そこに理想のわが家は建てられる?土地探しは建築条件に注目すべき

家を建てるための土地選びでは、建築条件にも目を向けなくてはなりません。多くの人は土地選びの際に、交通の利便性や敷地面積、人気のあるエリアだけを注視していませんか?

宅地には建築の制約や条件が付随しており、自分が思い描く理想の家を実現できない可能性もあります。今回は、土地を選ぶ段階で考慮すべき条件や進めるべきステップについてお話しいたします。

1. その土地で本当に希望の家は建つ?

土地選びの際、エリアや広さ、最寄り駅からの距離だけを基準にしていることはないでしょうか。土地選びには様々な条件や制約が存在し、法規制や地盤環境、土地の形状と特性などがあります。希望の家を建てられるかどうかは、これらの要因によって大きく左右されます。後で後悔しないためにも、土地を選ぶ際に押さえてほしい条件を5つ紹介します。 

1-1.希望の階数で建てられるかをチェック

住宅の建設において、建物の高さは土地の特性によって制限されることがあります。この制限は一般に「絶対コード」と呼ばれ、建物の高さを最大10メートルまたは12メートルに制限するものです。また、「斜線制限」という法規も存在し、これは建物が敷地の端から一定の角度内に収まるようにする義務があります。特に、3階建てなどの多階層の住宅を計画している場合は、これらの規制に注意が必要です。

1-2.土地の広さだけでなく、建物の広さはどうか

住宅に関連する用語には「建ぺい率」と「容積率」という数値が使われます。これらは土地の面積に対して建物が占める割合や、建物の延べ床面積の割合を示すものです。

例えば、敷地の面積が100m²で建ぺい率が50%の場合、建物を建てることができる面積は50m²までと制限されます。つまり、土地を選ぶ際には広さだけでなく、希望する建物の広さも考慮する必要があります。

建ぺい率・・・敷地面積に対する建築面積の割合

容積率・・・敷地面積に対する建築容積の割合

延べ床面積・・・建物の床面積の合計

例えば、敷地の面積が100m²で建ぺい率が50%、容積率が150%の場合、以下のように計算されます。

建物の面積制限: 100m² × 50% = 50m²

建物の容積制限: 100m² × 150% = 150m²

これにより、建物は50m²までの面積で、150m²までの容積で設計する必要があります。土地選びでは広さだけでなく、建物の広さも考慮した計画が必要です。

1-3.地盤はしっかりしているか

初めて見たときに平坦に見える土地でも、実際には場所によって地盤の状態が異なることがあります。地盤が軟弱な状態だと、建物の重みで沈下が起こったり、地震の際に傾いたりするなどの問題が生じる可能性があります。特に、以前は畑や田んぼだったような住宅地としての利用歴の少ない土地の場合は、事前に適切な対策を講じることが重要です。建設会社など専門家に相談して、地盤の状態を確認し、必要な対策を行いましょう。

1-4.周囲の環境は今後どうなっていくか

土地には、その用途に基づいた条件が設けられています。住居専用地域や工業地域など、さまざまな用途に分けられ、それに適した利用が求められています。例えば、商業地域では将来的に大型店舗や遊技施設などが近隣に建つ可能性があります。また住居専用地域でも、学校や公共施設の建設であれば認められているのがほとんどです。

ずっと静かな環境で過ごしたいといった希望があるのなら、購入する土地周囲の環境の変化や、将来の展望を考慮することが重要です。将来的に近隣にどのような施設や建物が建つのか、地域の規制や計画についても可能な限り調べておきましょう。

1-5.工事費用は抑えられるかどうか

工事費用は、地盤の状態だけでなく、他にも多くの要因が影響します。たとえば、狭い道路しかない場合、資材の運搬に追加費用がかかることがあります。また、上下水道が近くにない土地では、引き込み工事費用が必要になるでしょう。環境によって工事費用を増加させることは多いです。

工事費用を抑えるには、事前にこれらの状況を理解し、住宅メーカーなどと相談してから予算を決めることが大切です。工事にかかる潜在的な追加費用を事前に把握し、予算を適切に設定することで、予想外の支出を避けることができます。

2. 土地探しの段取りを把握して行動しよう

土地探しは、いきなりインスピレーションで選んでしまうのは危険です。確かに探すうちにピンと来る土地はあるものの、ある程度段取りを取ってから決めないとのちのち後悔することも。ここからは、失敗を防ぐ土地探しの段取りを順番に紹介します。

2-1.まずは建てたい家のイメージを掴む

まずは希望するエリアを絞ると同時に建てたい家のイメージを固めましょう。

“土地探しで具体的に行うこと”

理想の家のイメージを明確にする・・・まず、どのような家を建てたいかを具体的にイメージしましょう。部屋の配置、外観、庭のスペースなどを想像します。

希望エリアを絞る・・・建てたいエリアを絞り込む際に、交通の便や生活環境を考慮しましょう。また、そのエリアでの土地の相場や空き地の情報も調査しておきます。

住宅情報を収集する・・・雑誌やホームページなどで、さまざまな住宅情報を収集しましょう。これによって、新しいアイデアやトレンドを知ることができます。

家族で話し合い・・・収集した情報を家族で共有し、お気に入りの要素やアイデアについて話し合いましょう。これによって、家族の希望や意見を取り入れた計画が立てられます。

費用を把握し、建築費用の感覚をつかむ・・・実際にかかる費用を詳しく把握しましょう。建築費用や土地の購入費用、付帯する諸費用などを予算内で考慮し、計画を進めていきます。
事前に複数の建築業者から見積もりを取り、建築費用の目安をつかんでおきましょう。

あまりイメージがつかめない場合は、住宅情報の雑誌やホームページなど色々な場所を検索し、お気に入りをみつけておくのもおすすめです。その上で実際にかかる費用を把握しながら、建築費用の感覚もつかんでおきましょう 。

2-2.希望エリアの土地価格相場をチェック

希望するエリアを絞り込んだら、そのエリアごとに土地の価格相場を、検索サイトや専門雑誌などで調べてみましょう。土地の相場は、最寄りの駅からの距離や周辺の環境、土地の広さや形状によって異なります。また、建てたい家の工事費用と組み合わせて、家づくり全体の予算を検討しましょう。希望するエリアの土地価格を調査することで、将来的な予算や資金計画がより具体的になります。

2-3.住宅メーカーの候補を決める

予算の全体像を把握したら、次に住宅メーカーを選びます。間取りのプランや費用だけでなく、技術力や対応力、そしてアフターフォローなど、さまざまな観点から複数の候補を比較することが重要です。これによって、建てたい家の具体的なイメージが明確になり、さらに土地の条件もより具体的に絞り込めます。

2-4.条件の優先順位を決める

土地選びにおいて、すべての理想的な条件を一度に満たすことは難しいです。そのため、自身の希望を優先順位付けし、条件を柔軟に調整しながら予算との調和を図ることが重要です。以下に具体的なポイントを挙げてみました。

優先順位となるポイント具体例
自身のライフスタイルを考える休日の過ごし方や活動の好み、日常のリラックス方法を考慮する
優先順位を付ける生活スタイルのポイントに基づいて、条件を優先順位付けする。例えば、休日を家で過ごしたい人なら、居住空間や設備の快適さが優先される
予算とのバランスを取る希望の条件と予算のバランスを取りながら、重要な条件を選ぶ。必要に応じて、条件を調整すること。
住宅メーカーなどに相談優先順位を考慮した条件リストをもとに、専門家と協力しながら土地選びを進める。プロのアドバイスを受けながら、最適な選択肢を見つけること

上記のように、希望する生活スタイルに応じて優先順位を付けることが、最適な土地選びのヒントになります。

2-5.住宅メーカーと一緒に土地を探す

建物と土地の優先順位が明確になったら、具体的な土地の選定を行いましょう。インターネットや不動産会社だけでなく、住宅メーカーも豊富な情報を持っていることがあります。住宅メーカーを協力者として味方につけ、候補の土地が希望の家を得られるか判断してもらいましょう。住宅メーカーのサポートを受けて土地選びを進めることは、将来の問題を回避する助けとなります。

3.まとめ

土地選びは勢いで行うと失敗することも多いです。実は日当たりが悪かった、安いと思ったら諸費用が莫大にかかったなど、後悔する例も少なくありません。

そんなことにならないよう、土地選びは建築条件をしっかり確認しながら手順を踏み、優先順位を決めながら選ぶことが大切です。運命的な土地を見つけたら、住宅メーカーとしっかり相談し、条件や費用面で希望の家を建てられるか確認しましょう。快適な家づくりを目指すためにも、土地選びは計画的に進めていきましょう。

コストがかかる24時間換気システム/取付は義務?

 

24時間換気システムは、「取り付け費もランニングコストもかかる。換気ということは暖房で暖めた空気やクーラーで冷やした空気を外に逃がしてしまうのでは?」とデメリットに目が向きがちです。

 

しかし、このシステムが義務化しているのには大切な役割があります。今回は、24時間換気システムについて紹介させていただきます。

 

1.24時間換気システムとは?

24時間換気システムとは、その名のとおり、24時間体制で家の中の換気を行うシステムのことを言います。これには、室内の空気をきれいに保つことや、湿度を適度に守り結露を防止したりする効果があり、2005年の法改正で「新築住宅を建築する際には24時間換気システムを設置すること」が義務化されています。

 

一言に24時間換気システムといっても、その歓喜の種類は第一種換気方式、第二種換気方式、第三種換気方式の3つがあります。それぞれの換気システムの特徴を知っておくことが大切です。

 

1-1.第一種換気方式

第一種換気とは、給気と排気それぞれにファンを使用し、換気を行う方法です。

 

大きなメリットとしては、取り入れる空気の熱をコントロールしてくれるため、真夏や真冬など、外気温によって部屋の温度が左右されにくいという効果があります。デメリットとしては、設置、維持費、メンテナンスなどにおいて、ほかの換気方式と比べて一番コストがかかるという点です。

 

1-2.第二種換気方式

第二種換気は給気のみをファンで行う方式です。

 

ファンによって、強制的に給気を行うことで、自動的に家の中の空気が排気口から押し出され、元からあった空気は自然に排気されるという仕組みを取った換気方法です。第二種換気方式は一般住宅に使われることは少なく、主に病院や施設のクリーンルームなどに使用されることが多い換気方式となっています。

 

1-3.第三種換気方式

第三種換気は、第二種換気と逆で、排気のみをファンで行い、それによって自然と給気がされるという換気方法です。ファンで排気することによって、家の中の空気が減ってしまうため、それによって自然と給気口から新しい空気が入ってくることになります。一般家庭においては、この第三種換気方式が一番一般的に採用されています。

 

第三種換気方式の一番のメリットは、設置、維持、メンテナンスの面においてすべてほかの換気方式と比べるとコストが安いということです。一般住宅に一番取り入れられている理由は、このメリットが大きいからといえるでしょう。

 

特に、現代の住宅に多い高気密の家は、家の中の空気を逃がさない構造になっているため、あえて必要な分だけファンで排気をするという第三種換気方式がおすすめといわれています。ただし、この換気方法のデメリットとしては、給気の際に熱交換の機能はないため、真夏や真冬には暑いまたは寒いと感じることがある、といったことが挙げられます。

 

2.24時間換気システムはどうして必要?

2005年の法改正以降、家を建てる際には24時間換気システムが義務化されています。ではなぜ、24時間換気システムが義務化するまでに至ったのでしょうか。

 

2-1.24時間換気システムを設置することで期待できる効果

ここ数年では、建築技術が上がり、高気密の家の性能がどんどん上がってきています。それに伴い、逆にあえて換気をしっかりと行わなければ、家の中の空気の入れ替えができず、汚れた空気が滞留してしまうなどのトラブルも発生しかねません。

 

これらの背景をもとに、24時間換気システムを設置することが義務化されています。具体的にどのような効果が期待できるといわれているのか、主な理由を以下にあげます。

 

2-1-1.シックハウス症候群の予防

シックハウス症候群とは、家を建てる際の資材に含まれる化学物質が、住みだした後も家の中の空気中に排出され、そこに滞在してしまうことでその空気を吸った人がめまいや吐き気などの健康被害を起こす症状のことを言います。24時間換気システムが義務化されていない時代には、このシックハウス症候群が大きな社会的問題にもなりました。

 

24時間換気システムを行うことによって、建材などから出てくる身体に有害な物質を外に追い出し、家の中の空気中に滞留させない、人の身体にできるだけ取り入れられないようにするという効果が期待できるのです。

 

2-1-2.結露、カビの防止

冬場は特に、室内や家の基礎部分などの家の内部で発生した水蒸気は、適切に排出される場所がないとそのまま冷やされ、思わぬところで結露を起こしてしまいます。結露ができる状態が慢性化してしまうと、住宅はダニの巣窟になってしまったり、木の柱を腐らせてしまったりと、人にとっても家にとっても良いことがありません。

 

24時間換気システムを使うことで、空気の入れ替えと同時にこもった湿気も排出してくれるため、結露のできにくい環境にしてくれるのです。

 

2-2.24時間換気システムは止めてはいけない

空気の汚れや湿気の多さは目に見えるものではありません。だからこそ、逆に24時間換気システムの効果というのは実感することは少し難しいかもしれません。

 

そういったこともあり、「寒い」「換気するための電気代がもったいない」などの理由で24時間換気システムをわざと止めてしまう人の話も聞きます。でも、24時間換気システムは止めてはいけません。

 

前述のとおり、24時間換気システムは、シックハウス症候群の予防やカビ、結露の防止などといった、人にも家にも大切なことなのです。今の家は高気密となっており、自然に家自身が呼吸することは難しくなっています。そのため、「あえて家の換気をさせる」という意味で、2005年からシックハウス法で義務化されているほどなのです。

 

法律で義務化されているほどの理由がそこにはあるということを理解し、24時間システムを止めてしまうことのないようにしてください。

 

さいごに

24時間換気システムが義務化された裏側には、シックハウス症候群などの深刻な社会的問題から、家の中の結露や湿気に対するものまでさまざまな事情があってのものです。湿気の滞留は家の寿命も短くしてしまいかねません。

 

寒いなどの理由から、自己判断で換気システムを止めたりせず、しっかりと24時間換気システムを使用していくことが人にも家にも大切なのです。

 

お風呂のリフォームのタイミングってどんな時?

お風呂は体だけではなく気持ちも癒してくれる大切な場所です。お湯につかって一日の疲れを取りたいと思っても「寒くてお湯があっという間に冷めてしまう」「長年の間についてしまった落ちない汚れがある」「床が滑りやすい」などのストレスを感じている事はありませんか?では、実際にお風呂のリフォームとはいつ頃がベストなタイミングなのでしょうか。

 

1.お風呂の寿命とは?

そもそも、お風呂はどれくらいの期間で寿命を迎えるのでしょうか。

 

1-1.給湯器の寿命はどれくらい?

給湯器は、ご家庭によってお風呂に毎日入る方やシャワーだけで済ます方、ご家族の人数などによっても使う頻度に差は出ますが、大体が10年~15年が寿命だといわれています。これも個人差がありますが、目安として、10年ほど経っていれば、寿命となるサインが出てきていないか、気を付けてみておくほうがいいでしょう。

 

1-2.給湯器の切り替えのサインは?

では、具体的にどのような症状が出たら給湯器を切り替えるほうがいいのでしょうか。代表的な症状を3つ紹介させていただきます。

 

1-2-1.お湯がぬるい

給湯器の寿命が来ると、火力が弱くなってしまい、設定した温度まで上がりきらず、出てくるお湯がぬるいという症状が現れます。大体の方が、「最近、お湯がちゃんと出ない…」とこの症状で給湯器の寿命に気が付きます。

 

1-2-2.温度が一定でない

お湯がぬるいのとほぼ同様ですが、火力の調整がうまくいかず、お湯の設定温度に合わせることができずに熱いお湯が出たり急に冷たくなってしまったり、という症状です。寒い冬にシャワーを浴びていたら急に冷水になったりしたら大変ですし、お年寄りでしたら身体の負担も気になるところです。

 

また、熱湯が急に出てきたらやけどをしてしまう危険性もありますから、このような症状に心当たりがある方は一度業者の方に見てもらうことをおすすめします。

 

1-2-3.給湯器から黒い煙が上がる

給湯器から白い煙が上がることは、通常の動作でもありますが、黒い煙が出るのは故障のサインです。このような場合は火災や、一酸化炭素中毒になる恐れもありますので、すぐに使用を中止し、業者の方に連絡をしましょう。

 

1-3.そのほかの部分のリフォームのサイン

給湯器以外の部分で、お風呂のリフォームの時期をお知らせするサインは、以下のような症状があります。

 

1-3-1.浴室内の壁や床、浴槽などにひび割れができている

昔は、お風呂にはタイルを敷き詰めて、目地を塗っている構造のものが多くなっていました。そのようなタイプのお風呂もまだ多く残っているでしょうが、それらのタイルが割れてしまっていたり、浴槽に日々が入っているなどの場合は、けがの恐れもありますから、リフォームのサインといえます。

 

1-3-2.浴室内のとりきれないカビがひどくなってきた

浴室はただでさえカビが繁殖しやすい場所です。日ごろのお手入れはもちろんですが、換気の問題もありますので、掃除が追い付かず、カビがひどくなってくるようでは健康被害も怖いものです。

 

お風呂のカビがひどくなってきて、とりきれない…と思ったら、リフォームを視野に入れましょう。

 

1-3-3.築20年近くなっても、お風呂のメンテナンスを一度もしていない

水回りはどうしても傷みが早く、メンテナンスが必要になります。早い場合には10年15年ほどで調子が悪くなってしまうこともありますが、もし今なんの問題もなく使えていると思っていても、ここ20年の間全くメンテナンスを行っていないという場合は、リフォームを視野に入れるべきでしょう。

 

2.お風呂のリフォームについて

実際にお風呂をリフォームする場合について詳しく紹介させていただきます。

 

2-1.最新ユニットバスのメリット

まず、最新のユニットバスに交換することでどのようなメリットがあるのでしょうか。代表的な3つのメリットを紹介させていただきます。

 

2-1-1.滑りにくい床で安全対策

今は、乾きやすく滑りにくい素材や加工が施されている床が主流となっていて、誰かが入った後、二人目三人目の方でも足元が滑りにくいように床に工夫がされています。

 

小さなお子様やご高齢の方がいる場合は特に、足元が滑ると大事故になりかねません。最新式のユニットバスであれば、滑りにくい床を使っているので、転倒事故の防止につながり、安心です。

 

2-1-2.ヒートショック対策

昨今では大きく取り上げられているヒートショック問題ですが、最新のユニットバスでは、ユニットバス自体をぐるりと断熱する構造のものもあり、ヒートショック対策にも優れているものが多くなっています。

 

ご高齢の方がいる場合は特に、ヒートショック対策といった視点からも、最新式のものに変えることをおすすめします。

 

2-1-3.エコユニットバスで電気代節約

最新のユニットバスは保温機能がとても高く、寒い冬の日に入れたお風呂でも、最後の人まで暖かいように断熱構造などが施されています。これにより、家族全員満足して暖かいお風呂に入ることができる上に、電気代まで節約できる、家庭にも家計にも優しいというメリットがあります。

 

2-2.リフォームにかかる費用について

気になるお風呂のリフォーム費用について紹介します。

 

2-2-1.お風呂リフォームの費用相場

お風呂のリフォームは、メーカーや規模によって個人差はありますが、大体の目安としては戸建ての場合で100万~150万円ほどといえます。値段を重視するのか、メーカーを重視するのか、といったところや、最新のものなのか、一つ型落ちのユニットバスにするのかなどによっても値段は変わってくるので、内容をしっかり確認し比較しあうのがおすすめです。

 

2-2-2.受けられる助成金

「住宅ストック循環支援事業」をご存知でしょうか。簡単に言えば、家を買う場合又は現在の家をリフォームする場合に、エコリフォームと認められる内容であれば、国が補助金を出してくれるという制度です。

 

その中に、「高断熱浴槽の設置」「高効率給湯器の設置」「節湯水栓の設置」などもありますので、内容によっては補助金を受けられる可能性もあります。補助金を受けるには細かい規定がありますが、もし適応されれば最大で24,000円の補助金を受けることができますので、見積もりの際に対象になるかどうかも業者の方に聞いてみるのをおすすめします。

 

まとめ

お風呂のリフォームをすることで、お風呂場がぱっと明るくなり、日々の疲れをいやすのに最高の空間へと生まれ変わることでしょう。ちょっとお風呂の調子が悪くなってきたな、と思ったら早めに業者の方に見てもらうことをお勧めします。

家を建てる時に後悔したくない!安全で使いやすいコンセントの位置とは?

家を建てる時は人によって様々な希望があります。しかしあまり意識されない事なのか「この位置にコンセントを用意して欲しい」というご希望を申される方はほとんどいません。ところがこのコンセントの位置が非常に重要であり、後で「ここにコンセントが無い…」という後悔する方が多いのです。

 

家を建てる時に重要な事は数多くありますが、あまり意識されにくい「コンセントの位置」も家作りにおいて重要なのです。今回はこの家を建てる時に意識しておきたいコンセントの位置についてご紹介しますので、これから家を建てる方は理想的な家の「どこにコンセントがあればいいか?」を一度考えて見ましょう。

 

1.コンセントの種類について

コンセントの位置を考えるにあたり、まずはコンセントの種類を把握しましょう。これらのコンセントがどのような家電に必要であるか?また、コンセントがもっと必要になりそうな場合は建築前にその旨を伝えなければ、電気が必要であっても近くにコンセントが無いと言う事が起きてしまい、延長コードを買って対応する事になってしまいます。

 

しかし、延長コードがあるとお年寄りや子供が足を引っ掛けて転倒する原因にもなりかねません。また、コンセントにはガスやテレビの電波を受信する専用コンセントもありますので、これらのコンセントの位置を考えるのも大事です。

 

1-1.コンセント – 100V –

(画像番号:66477940)

 

||の形状をした一番良く見るタイプのコンセントであり、最も必要とされるコンセントです。今や電化製品が沢山あるこの世の中、この100V電源コンセント不足で悩む人もいるほどであり、コンセントの差し込み口が足りないために遠くのコンセントから延長コードで延ばしたり、タコ足配線で増やしたりして対応している方もいるでしょう。また、物置や屋根裏部屋にも掃除をする際に必要である事が多いため、これらの場所にも1つ設置するのがオススメです。同時に「あの場所に無い!」と言う事で後悔をさせてくれやすいコンセントでもあるので、設置位置はしっかりと検討してください。

 

1-2. コンセント – 200V –

差込口がまるで鼻のある人の顔をしたかのような形をしているコンセントであり、主に大型のエアコンや食器洗い乾燥機、IHクッキングヒーター等の電力を大きく必要とする家電には必須と言える電源コンセントです。特にこのコンセントはキッチンや広いリビングに大型のエアコンを設置する時に必要とされます。

 

1-3.テレビコンセント(TVコンセント)

テレビを見るにはテレビ自体に必要な100Vの電源と、テレビの電波を受信するための専用コンセントが必要です。そのため、テレビを見る予定がある場所が家族の集まるリビング以外にも必要な場合は、その旨を伝えなければなりません。また、最近ではCS用のテレビコンセント、さらにオンデマンド放送やインターネットで配信されている映画を見る方向けにLANコンセント付きのコンセントまであります。もしも、CS放送やオンデマンド放送にも興味がある場合は、それらのコンセントも必要である旨を伝えなければ、施工完了後にこれらのコンセントが無いととても不便ですので気をつけましょう。

 

1-4.ガスコンセント

ガスコンセントはガスを使用する器具にガスを供給するためのコンセントです。主な使い道としてはガスファンヒーターを使用する時に必要となります。もしも、ガスファンヒーターを愛用しているのであればどこにあったほうが良いかしっかりと検討してください。

 

1-5.LANコンセント

今やインターネットは各家庭でも必須と呼べるほどの存在となっており、LANコンセントの存在もかなり大きな物となっています。また、LANコンセントはパソコンだけでなく、テレビのオンデマンド放送、ゲーム機もインターネットに接続して世界中のプレイヤーと一緒に遊べる時代となったため、LANコンセントも重要な存在になりつつあります。そのため、LANコンセントが足りない場合、差込口があるところまで線を繋げなければなりませんので、将来的に必要になりそうな場所に設置する事も検討しましょう。

 

2.コンセントの位置について

コンセントの位置というのは設置場所もですが高さも意識しなければなりません。例えば抜き差しを頻繁にする電化製品を使う場合、足元にある電源コンセントだと毎回しゃがまなければなりませんのでとても煩わしいです。逆に胸元ぐらいの高さにあるコンセントであれば抜き差しも容易ですので、毎回しゃがむ必要性がなくなります。ただし、高い位置にコンセントがあると、変に目立ってしまうので来客があった時も想定する事が必要です。

 

2-1.高い位置にあるべきコンセントはエアコン・洗濯機・トラッキング防止用

エアコンのコンセントを差し込む場所がかなり下の位置だったりするとコードが足りない(家庭用エアコンの電源コードはエアコンの設置位置の近くにコンセントがある事を想定しているので長さに余裕があまり無い)ため、基本的には高さ180cm以上の位置に設置するのが望ましいです。そしてトラッキングという聞きなれない言葉が出ましたが、これは埃がコンセントの差込口に溜まる事で発火が起きる可能性がある現象の事です。

 

特に冷蔵庫は電源を滅多に抜く事はありませんので、低い位置にコンセントがあると埃が溜まりやすくなって火災の原因になります。そのため、冷蔵庫の大きさにもよりますが、ファミリー用の大きな冷蔵庫であれば高さ180cm以上の場所にコンセントがあるとトラッキング防止になります。また、洗濯機も水分が飛びやすいため、床から100cmほど高い位置にあるのが理想とされています。

 

2-2.掃除機用に少し高めのコンセント

掃除機を毎日使用する場合は頻繁に抜き差しするのでコンセントの位置は少し高い場所にあると、腰の悪い人はしゃがまなくて良いのでとても楽です。しかし、高い位置にコンセントがあると変に目立つのが気になったり、お客さんが来た時に視線を集めてしまいます。高い位置にコンセントがあるのが不恰好だと感じるのであれば、照明スイッチとコンセントが一体型になっているのがオススメです。これは照明スイッチの蓋を開けると中にコンセントがあり、照明スイッチの高さでコンセントの抜き差しが出来るため、掃除機のように一時的に使う電化製品のコンセントの抜き差しが楽になります。

 

まとめ

家を建てる時に中々意識されにくいコンセントの数と位置ですが、こちらも真剣に考えないと後で「コンセントの数が足りなかった!」「あの位置にコンセントが欲しかった!」という失敗が後を絶ちません。そのため、コンセントの位置についても「将来的にもっと必要になるかもしれない」という場合も想定して、コンセントの位置をしっかりと考えましょう。