リーマンショック以降の景気回復傾向や東京五輪、リニモ開通などの景気を上向きする話題が多く、住宅の購入者が徐々に増えています。その中でも一生の買い物とも言える住宅購入で新築の真新しいままで快適に暮らすか、コストを押さえて中古住宅を購入するか悩まれる方もいると思います。そこで今回は新築、中古住宅それぞれの特徴やメリット、ポイント等をまとめてご紹介します。

〜新築住宅の概要、ポイント〜
まず、新築に購入する際の基本としては、すでに建てられた建売住宅の購入か土地を含んだ注文住宅の購入で金額やサービスなどに違いが出てきます。

1.新築住宅のそれぞれの特徴、メリットは?                                                 smilehome_C

 

ほとんどの新築は土地を含めた建売で売られており、注文住宅が完全なオーダーメイドに近い住宅になります。
購入する際にどんな新築で土地の広さ、価格などを求めているかによってどちらか選ぶ必要があります。

1-1.建売住宅購入のメリット、デメリット

 

建売住宅は、すでに形や間取りができている上に比較的安い場合が多いです。最近では、オプションで内装の変更などもやりやすくなっている半注文住宅もあります。
ただ、建売住宅は一斉に何棟か建築される上に建物の断熱、防音、耐震など根幹な部分の情報が提示されていないので、きちんと確認するか詳しい方に聞いてみるのが安心です。

1-2.注文住宅のメリット、デメリット

 

注文住宅は、完全なオーダーメイドによる新築になり、その分の料金がプラスされるので建物売りより高価になります。ただ、木材の材質などの細かい部分から選べるので安心して、自分好みの住宅に住むことができます。
ハウスメーカーによっては、いくつか候補を提示してもらえるのでやりやすいです。
注意点は、ハウスメーカーによって、材料や職人、営業の質に違いがあるので、事前の情報収集が必要です。

2.新築見学のポイントは?

 

見学前に事前にやっておきたいのが見学に必要なポイントがどこか、どのように回れば良いかなどしっかり情報収集をしておきましょう。今、インターネットでまとめたわかりやすい記事などがあるので、見学前日にでも幾つかみて参考にしましょう。

2-1.新築見学前に事前にチェック項目を決める!!

 

不動産での新築見学は、担当者によって様々な説明がされますが、大抵の場合がよくわからない専門用語や説明下手な担当者で何を言っているのかわからず、何となく見学をしてしまうケースが多いです。それでは購入後のトラブルがあった時に泣き目を見てしまうのでしっかりと確認しておくことが大切になります。ですから見学前日までに必ずチェックしておきたい項目を決めて、見学すると生活するときのイメージもしやすく、問題点を質問することができるので有意義な見学になります。

2-2.質問をいくつか用意して相手の様子を見る

 

もう一つ事前に準備しておきたいことは、質問したいことをいくつか考えておくことです。担当者や不動産によって、肝心な説明を省いてしない場合もあるので、しっかりと質問できるようにしておかないと流されてしまいます。インターネットの口コミや専門サイトなどの事例を参考にして、突っ込んだ質問をいくつか用意しておくて、担当者の反応を見ることができ、購入の際に有利な条件でスムーズに手続きをすることにも繋がります。
質問がないのが、付け入られるスキになるので4〜6個程度タイミングを見て質問できるようにしておきましょう。

3.中古住宅の特徴、メリットとは?

 

中古一戸建ての新築と比べた大きなメリットは、物件価格の安さにあります。年数によって割安感があり、木造建築の場合は、5年ほど年数でも価格が一気に安くなっていることもあります。また、購入時の消費税の有無や償却処理済みの住宅ならさらにランニングコストがかからずに購入することができます。
また、県など地域によっては中古一戸建て購入に対する援助や税金免除などの特典もあるので合わせて確認しておきたいです。
また、新築では見られない細かな部分の内覧が可能で購入する際に気になるポイントを全て見てから購入することができる安心感があります。

3-1.意外な補償やリフォームなどの救済措置も

 

一戸建ての年数や周辺条件、中々売れない物件などによっては、購入後の一定期間内の問題に対する修繕などの補修や、購入前のリフォームを希望の条件で無償、格安で利用できるなど新築ではおきたい際のトラブルなどで対応できない部分の救済措置が不動産によって用意されているケースがあるので、チェックしておくといいです。

3-2.希望の立地や条件などを叶えられる可能性がある?

 

新築一戸建てでは立地の関係で中々手の出せない価格でも中古一戸建てなら自分の住んでみた立地や地域で叶えやすいです。不動産によっては隠れた良い条件の中古一戸建てを見つけることができ、予算内でリフォームをしてしまえば住みたい空間、町で快適な毎日を過ごすことも夢ではないです。

4.中古の建売のメリット、デメリットは?

すでに内装や外観もしっかりしているので気に入れば、すぐに入居することができます。また、購入する前に中の隅々まで内覧ができるので気になるポイントをチェックした上で選ぶことができます。修繕が必要な箇所などは購入前に綺麗になっているので新築に近い状態で住むことができます。
立地によって購入価格が安く、購入後のランニングコストも安く住むことが多いので選ぶ手間や時間がない方にはオススメです。
もちろん、新築に近い見た目であっても中古である以上建物自体に問題が必ずあります。また、年数が経っているほど長期的に住む場合に問題があると建て替え時期が早くなるリスクがあります。また、新築ではあるようなアフターサービスが薄く、何かトラブルが起きた時のコストが高くなるので購入前の内覧で建物全体だけではなく細かな部分まで確認することが大切になります。自分希望通りの空間や条件を見つけることも難しいのである程度の妥協も必要となります。

5.中古リノベーション住宅のメリット、デメリットは?

 

中古住宅では新築と違いリノベーションされた住宅や購入後にリノベーションの施工を行う二つのタイプに分かれます。リノベーションのメリットは、中古であっても新築のように真新しい空間や設備で住むことができる点にあります。通常の中古住宅と変わらない価格帯で販売されている場合もあり、人気があります。自治体によって、補助制度を活用できるので、さらにコストを抑えて、快適な住宅で暮らすことが可能です。
ただ、デメリットとしては、元々の住宅自宅の基盤はそのまま老朽化した状態なので購入後、時間が経過した時に起きるトラブルの費用の負担が大きくなる場合があるので注意が必要になります。

6.中古住宅購入の際に見ておきたいポイントは?

 

新築と違い中古住宅には必ず、劣化部分や欠陥している箇所があります。そこで中古住宅の購入の際にいくつかポイントがあります。
不動産での中古住宅を探し方は、いくつかポイントがあります。まず、住みたい条件(立地、アクセスの良さ、周辺施設、希望の間取り、建物状態、価格)などを決めた上でエリアごとに不動産を当たるといいです。なぜかと言うと安い中古住宅を当たるだけならいくらでも不動産はありますが、購入後に不満が残るケースが多いからです。また、良い中古住宅の物件を扱う不動産より決めた条件で安い価格で不動産を探す方が早くみつかります。
また、現在ではインターネットで大手不動産からの情報や各エリアの口コミをまとめたサイトなどが存在するので、探す際の参考になります。今は、古い不動産ほど胡散臭い情報を流すので、インターネットの情報のほうが質が高いのもあります。

7.まとめ

 

新築、中古住宅にはそれぞれの注文、建売やどの状態で購入するのかで大きく変化してきます。希望の予算、間取りなどを考慮した上で検討することが大切になります。