玄関はものが散らかりやすいものです。これは玄関の特性から言っても仕方のないことではあります。だからといって散らかしっぱなしにはしてはいけません。そんな玄関の収納をなんとかしたいと考えている方はぜひ最後まで記事を読んでみてください。

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1.玄関に物が散乱してしまう

玄関は自然と散らかっていくものです。しかし、どうして玄関は散らかりやすいのでしょうか。散らかってしまう原因を知っておけば対策も考えやすくなります。

1-1.ものが集中する

玄関には実に色々なものが置かれます。仕事や趣味など用途にあわせた靴はもちろん、傘や趣味用品なども置おいてあります。そもそも玄関に靴箱以外でたくさんの収納スペースがある家はあまり多くありません。そのため、物があふれてしまうのです。

1-2.家選びの際に盲点となりがちな収納

家選びをする際には間取りばかりに気を取られてしまい、余り注目されないのが玄関の収納性です。しかし、実際に住み始めてみると「玄関の収納が全然足らない」といったことに気づくものです。特に子供が生まれるなどして家族が増えると、急に玄関が散らかってきます。こういったことも玄関が散らかりやすい理由なのです。

1-3.玄関は拡張しにくい

玄関は基本的に余裕が少ないものです。他の部屋であれば「部屋を繋げる」などして拡張もしやすいものですが、玄関は必要最低限の幅・容量しかないという家が少なくありません。これは玄関が広すぎると「暖気性に影響を与える」といったことがあるからです。また、前述したように家選びの際に玄関の収納性を気にする人が少ないのも影響しているでしょう。

1-4.収納グッズが問題を悪化させることも

玄関が散らかってくると色々な収納グッズを取り入れるものですが、収納グッズ自体もスペースを取ります。そのため、収納グッズを置いているだけで玄関がより散らかって見えるなんてこともあるのです。また、収納グッズも万能というわけではなく、靴箱を多段化するにしても、ものを吊り下げておくにしても限りがあることを知っておきましょう。

 

2.玄関が散らかって見えるデメリット

玄関が散らかっていると実に色々なデメリットがあります。それは単に玄関が使いにくい、ということだけに留まらないのです。そんな玄関が散らかって見えることで被る不利益についてご紹介しましょう。

2-1.玄関が散らかっているとこんなところにも

玄関は家の”顔”です。来訪者などが最初に目にすることもあり、玄関が汚いと、”室内も汚いのでは”と思われてしまいます。ここで知っておいていただきたいことが「玄関が散らかっている住宅は他の部屋も散らかりやすい」という事実です。これは「玄関が散らかっている=他の場所も散らかっていても良い」という意図しない刷り込みが関係していると言われています。いずれにせよ、玄関から家が散らかっていくことがあるということを押さえておきましょう。

2-2.他にもあるこんなデメリット

玄関はその住宅に住んでいる人全員が利用するものです。そのため、玄関が散らかってくると住宅の機能性にも影響が出てきます。玄関が汚れていると”事故”が起こりやすくなるという例もあります。玄関が散らかっていると避けようとして段差に躓いてしまう、なんてことが起こりやすいのです。特に仕事などで疲れて帰宅すると、注意も散漫になります。そんな際に玄関が散らかっていると気も休まらないばかりか、置かれているものに足を取られてしまうこともあるでしょう。

 

このように玄関が散らかっていると良い事がありません。工夫して散らからないように気をつけていくことが大切です。これだけ多くのデメリットが有ることを知れば、玄関収納の大切さを本気で考えるきっかけにもなる筈です。

 

3.ライフスタイルに合った玄関の収納:玄関の収納のコツとは?

玄関の収納を考えることは家族のライフスタイルを考えることでもあります。ライフスタイルが家庭毎に違うように、どこに何を置いていけば良いのかはそれぞれの家庭によって違います。そのため、まずは玄関の収納を工夫する前にこのことを認識しておきましょう。

 

例えば趣味が多い家庭であれば、趣味用の物品を置くスペースを設けるというのも良いでしょう。このようにライフスタイルに合った収納を心がけていけば、一気に玄関も綺麗になります。他にも収納のコツはありますが、そんなポイントを紹介しましょう。

3-1.多くの人がまず利用する100円均一グッズ

100円均一ショップには色々な収納グッズが売られています。例えば、靴箱を多段化するもの、省スペース傘置きなどがありますが、こういった100円均一グッズは基本的にあまり丈夫ではありません。使っている内に壊れてしまい買い直さないといけないことも増えてきます。買いなおすことが面倒になり散らかしたままなんてこともでてきます。100円均一できれば収納グッズを購入する際にはなるべくしっかりしたものを購入するようにしましょう。

3-2.まずは定めたい”収納責任者”

靴箱の収納は個人任せというご家庭が多いと思います。玄関の容量が多ければこれでも問題はないですが、玄関が狭い場合は個人任せだと上手くいきません。だからこそ、家族の中で誰が玄関の収納を考えて担当するのかといった”収納責任者”を定めておくと良いでしょう。収納ルールも1人の人が考えるようにすれば、より効率的に玄関を利用していくことができます。

3-3.基本の「定位置化」と「不要品の保管」

玄関の収納では収納グッズの活用以前に「ものを置くべき場所を定める」ことが肝心です。どこに何を置くか決めるだけでも簡単にスペースの有効活用ができます。また、見た目も良くなります。加えて、要らないものを見極めて倉庫などに保管することもポイントです。例えば、1ヶ月履いていないような靴は倉庫行きで決まります。

3-4.緊急の収納スペースは便利

「緊急の収納スペース」も靴箱の一隅などに設けておくと良いでしょう。こういったスペースがあれば急に来客がたくさん来た際や、置物を置きたくなった場合などにも活用していけます。しかし、これは「何でも置いて良いスペース」ではありません。飽くまで他の収納スペースがどうにもならなくなった際に一時的に対処するためのスペースであり、気軽に使わないようにすることが肝心です。

3-5.収納も楽しむ事が大切

このような収納が面倒になってしまうと、収納をしていくのも辛くなります。だからこそ、収納は楽しむ事が大切なのです。収納を楽しむためは、収納前の散らかった写真を取っておき収納後と比較してみたり、収納ブログなどを立ち上げてみるのも良いでしょう。

 

置物や敷物などを取り入れることも良いでしょう。収納性が余りに良くても、彩りやおしゃれに欠ける玄関は見ていてあまり楽しくありません。そのため、お気に入りの置物を置いたり、カラフルな敷物を敷いて玄関を演出すると良いでしょう。

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まとめ

散らかっている玄関は工夫次第で改善してくことができます。とはいえ、「少し時間が経つと玄関がまた散らかってしまう」という場合には、散らかってしまう根本の原因を探してみることがおすすめです。この記事が玄関を片付けたいと考えている人の役に立てば幸いです。