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リフォームの目的の種類

リフォームの目的の種類

 

リフォームを考えるのは、家に住み始めて何年か経って、不便に思えることや、設備が古くなったと感じてから、初めて思うことだと思います。

リフォームを考える時に、インターネットや雑誌などに掲載されているリフォームの事例を参考にして、費用の相場を調べようと思いませんか。

しかし、最終的に具体的な完成イメージやリフォームの優先順位をしっかりと持っていないと、インターネットや雑誌などで掲載されている事例と自分が検討している内容に近いプランの比較検討をすることも、おおよその予算を把握するといったこともなかなかできません。

 

また、実際にリフォーム会社などにも明確なリフォームプランを提示できませんし、

リフォーム会社との意思疎通がうまく図れないと、結果的に納得のいかない失敗のリフォームとなってしまいます。

 

リフォームを失敗しないためにも、当たり前ですが、

リフォームの目的をしっかりと把握すること、優先順位をしっかりと持つこと、

また本当にそのリフォームが必要なのか、他に必要な工事はないかも合わせて検討することが大事なのです。

 

リフォームでは、目的が違ってしまえば、似たようなプランに思えても、工事内容が大幅に違い、それに伴い予算が大きく異なってしまいます。

 

リフォームをするのにいいタイミングは

 

リフォームをするいいタイミングとかはあるのでしょうか。

設備が古くなったから、使いづらくて不満に思うから、故障してしまったからなど、リフォームをしようとする理由は様々でしょう。

人は、自分の不満のある箇所へのリフォームには積極的になれますが、古くなったり、故障したりしていても、いまのところ使用はできているからという部分に関してはなかなか積極的になれないものです。

長くその家に住もうと思えば、定期的に古くなったところや故障せいたところを修繕・補強をすることによって結果的に安く、長もちさせることができるのです。

修理や補強を先延ばしにしていると、あとで必要なる工事が大掛かりになってしまい、費用もたくさんかかることになってしまいます。

 

例えば外壁や屋根などは、10年から15年のたつと補修工事をするのが望ましいとされています。

また、浴室は長くても30年に一度は交換、修繕をするといいとされています。

実際に浴室を30年も使用すれば、設備が古くなりすぎてしまいますので、交換を考えるようになると思います。

その他水まわりも20年に一度は交換・見直しをするといいといわれています。

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では、リフォームといっても修繕や交換など目的が違います。

目的の違いでリフォームにどれだけ差が出るのでしょう。

 

リフォームの目的は4種類

 

もともと「リフォーム」という言葉よりも、「増改築」や「修繕」などといった言葉の方が一般的でした。それが今では、設備の交換などの、建物への工事全般を称して「リフォーム」と呼ぶようになりました。また、リフォームによって本来持っている機能以外や外見を変えることを「リノベーション」といいます。

 

リフォームの目的や種類を、次の4つの分類に区分してみました。

l  メンテナンス

l  修理、修繕

l  性能の維持・向上

l  リノベーション

 

リフォームの種類「メンテナンス」

 

メンテナンスは現状の維持管理をすることを言います。

つまり建物を現状維持していくために、トラブルや劣化などを定期的に手入れや改修工事で防止することを意味しています。

 

例えば、屋根や外壁の塗装工事や雨漏り防止工事などが挙げられます。

建物の外壁部分は雨風や暑さ、寒さにさらされているため、手入れを行わず放置していると、壁や屋根でひび割れなどが発生して、そこから建物内部に水が浸入してきます。

そのため腐食など建物の耐久性を著しく低下させてしまいます。

 

メンテナンスは、基本的に建物を長く使うため定期的に必要になります。

そのため建物の大きさや施工範囲の大小によって工事費用が算出されるため、あらかじめ予算の計画がしやすい工事です。

 

リフォームの種類「修理、修繕」

 

修理、修繕はその言葉が意味する通り、建物や住宅設備にトラブルが起きたときに、トラブルを解消するために直す工事のことです。

 

具体例を挙げると、故障した給湯器の修理・交換などのことです。

 

給湯器やエアコンなどといった住宅設備の交換や修理は、家電量販店などで細かい仕様や本体価格、部品価格が明確になっているので、工事費がわかりやすく、他の施工事例などが参考にしやすいです。

 

リフォームの種類「性能の維持・向上」

 

システムキッチンを入れ替えるだけなどのリフォーム工事であれば、大まかに参考事例とあまり変わることは少ないため、予算把握はしやすいと言えます。

 

その時にメーカーのショールームなどで、住宅設備のグレードや費用をしっかりとチェックしておきましょう。ただしそのままの金額がリフォーム費用にならないので注意が必要です。

 

家の設備が古くなってしまったり、不具合が出たりした場合、新しくしたり性能の向上を図ったりする工事のことで、現在リフォームといわれているものの多くはこのような工事を言います。

 

例としては、ずいぶんと古くなったキッチンを、新しい使いやすいシステムキッチンに入れ替える工事や、二重サッシを取り付けて断熱性や防音機能をアップさせるというものがあります。

 

この工事で大きく工事費用に影響があるのが設備の金額となります。

グレードや性能の高い設備を取り付ければ、当然全体の工事費も高くなり、グレードを落とせば、性能のアップ幅も小さくなり、工事費も安くなります。

ただ、実際には設備の費用だけではなく、取り付け費などが加算されますので、工事費はもう少し高くなります。

 

リフォームの種類「リノベーション」

 

リノベーションは、今までの建物に新しい機能を付け加えたり、性能を向上させたりして、建物の付加価値を高めるリフォームを意味します。

 

例えば、家の間取りを変更して、以前より建物を使いやすくしたり、全面リフォームをして、家の耐久性を延ばすと同時に居住性を高めたりするような、工事が、リノベーションといいます。

 

リノベーションでは、単純に住宅設備や建材を入れ替えるとは大きく違い、居住者の生活動線や居住性をよく考え、生活していくことを考えて、設計することが非常に大切になります。

 

最近ではリフォーム済みの中古住宅・中古マンションを「リノベーション物件」などと表記することもありますが、従来のリフォームと同じで住宅設備を入れ替えただけであり、間取りの変更や住宅性能のアップを伴わないものもあります。

「リノベーション」という言葉だけで金額が高くなっており、建物やリフォームを評価するのは控えましょう。

 

リフォームには目的をしっかりと持っているのが大事

 

リフォームの目的によっては雑誌やインターネットに掲載されている事例が参考になったり、ならなかったりすると思います。

 

もちろんほかの事例をみて、費用などが参考にならないからと言っても、ほかの事例を見るのがすべて無駄であるとは言い切れません。

 

他の方のリフォームに対する考え方や捉え方などや、リフォーム会社との打ち合わせのポイントなどを参考にできます。

またそこから自分がリフォームする時に気を付けなければいけない事や、相談するポイントなどを知ることができます。

 

リフォームをする際には、リフォームした目的をしっかりと持っておくことが大事なのです。また、その目的をもとに優先順位をしかりつけておきましょう。

リフォームの壁紙でよくある失敗

リフォームの壁紙張り替えは家の雰囲気を大きく変えます。

しかしリフォームで壁紙をかえても、ちょっと残念なことに失敗したということは少なくありません。

なぜ、リフォームした後に失敗したのでしょうか。

 

リフォームの壁紙張り替えで雰囲気が変わらない

 

リフォームをする中で壁紙を変えるのは比較的に簡単にできるリフォームだと思います。

そのためリフォーム会社に頼まずに図分で壁紙を変えるのが増えています。

 

リフォームで壁紙を変ようとする理由はいろいろあると思います。

例えば壁紙が汚れてしまった、破れてしまったなども大きな理由です。

 

しかし、雰囲気を変えたいと思い、リフォームで壁紙を書張り替えようと思っているのに、壁紙を選ぶときになると、なるべく無難にとか、飽きが来ないようにシンプルなものなど、以前の壁紙の雰囲気と変わらないものを選びがちです。

そのためせっかくリフォームで壁紙を張り替えたのに、張り替える前と同じような雰囲気になってしまい、ただ壁紙を張り替えてきれいになっただけ、ということも多いのです。

リフォームで壁紙の張り替えをするのなら、思い切って家の雰囲気を変えるために、以前の壁紙と違うデザインのきれいな壁紙にしましょう。

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実はリフォームで壁紙を張り替える時に壁紙は、部屋の中で一番面積が広くなる建材です。

そのため部屋の雰囲気は壁紙が決定づけますので、なるべくベーシック色を選ぶとよいでしょう。

 

壁紙はリフォーム後に置く、家具などの色を考えてバランスを確かめてから決めるとイメージしやすくなると思います。

 

壁紙の色選びで悩んだ場合は、自分でリフォーム後のお部屋のイメージや、要望を描くことができると、自然と色選びもすすんでいきます。

 

 

色確認は大きなサンプルで選ぶ

 

カラーサンプルの小さなサイズの生地見本と、実際に壁紙を貼ったときでは、

面積の違いや、光の当たり方によって大分色の見え方が変わってしまう時があります。

 

壁紙を選ぶときにはできるだけ大きめのサンプルで選べば、実際の仕上がりをイメージしやすくなります。

 

サンプルで色を選ぶときに、やはりリフォーム後に置く予定の家具などの色に合わせてみるのもいいかもしれません。

 

 

壁紙の色は部屋の用途ことに選ぶ

 

壁紙がだす雰囲気はそこで生活するうえで、非常に大切です。

 

例えば家族がみんなで過ごすリビングや、汚れやすいトイレや洗面所、自分の時間を過ごす子ども部屋や寝室など、部屋を使用する人や目的に合わせた壁紙を選ぶことで落ち着いた雰囲気や子供部屋の雰囲気など出してくれます。

その中で、家具などの色をもとに壁紙の色を決めていきましょう。

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リフォームの壁紙張替えで落ち着かなくなる

 

リフォームの壁紙張り替えで、せっかく壁紙を変えるのだからと思い、柄物の壁紙を雰囲気や家具の色を考えずに張り替えてしまい、失敗したということをよく聞きます。

 

リビングに小花柄の壁紙に張替えたら、壁紙の柄が常に目についてリビングが落ち着かない雰囲気になってしまった、子供部屋に大柄の壁紙を張ったら、部屋の見た目が狭く感じられるようになってしまったなどの失敗談もあります。

 

また洗面所などトイレなどので、細かい柄の壁紙クロスを張ったら、洗面所やトイレの雰囲気からかけ離れてしまった失敗談もあります。

 

柄物の壁紙張替えをする

 

 

壁紙は部屋の雰囲気を作るものです。

そこで柄物の壁紙を選ぶなら気を付けることは、「部屋の大きさ」と「柄の大きさ」のバランスが大事になります。

 

大きな部屋にはる壁紙の柄を小さいものにすれば、落ち着かない雰囲気になってしまいます。

また逆に小さな部屋に柄の大きい壁紙を張れば圧迫感が出てしまいます。

 

基本的には大きな部屋には大柄、小さな部屋には小柄となっていますが、必ずしもそうでなければいけない訳でなく、実は 壁紙を選ぶ目的のほとんどは柄なども含めて、デザインを楽しむためです。

 

 

柄の大きさが空間にもたらす効果

リフォームで壁紙の張り替えをするときに、無難なデザインや色を選んでいませんか。

 

例えば壁紙の小さい柄は部屋の背景全体に変化をもたらします。

それが明るい色柄の場合は、部屋を広く感じさせる効果をもたらし、逆に濃い色・深い色の場合は親密な安心感をもたらします。

 

大きな柄の壁紙は部屋にはっきりとした視覚的変化を与えて、部屋自体に存在感を与えてくれます。

縦方向の大柄は目の錯覚もあり、天井高を高く感じさせる効果が有ります。

 

リフォームの壁紙張替えでスイッチが目立つ

 

部屋の壁紙が汚れていると今まで気づかないものが、

リフォームで壁紙が新しくなると、スイッチプレート、照明器具、枠、エアコンなどの汚れなどが目立って見えてしまいます。

 

しかし壁紙張替えを終わってから、汚れが目立つので、スイッチプレートなどを交換しようとすると、二度手間になってしまうため、費用が高く付いてしまいます。

 

特に真っ白な壁紙を選ぶと、古い部分と並ぶと新しさが際立ち、壁だけが周りから浮き上がって見えることもあります。

 

自分でやってみようとしてはいけません。法律的に家庭用電源に関する取り付け作業などは電気工事関連の資格が必要になります。

 

 

壁紙の張替えは残す部分とのバランス

 

 

リフォームの壁紙張り替えで気を付けるのは、リフォームの壁紙張り替えは新築で家を建てて全部の壁紙が新しい状態とは違い、壁紙の新しい部分と古い部分が隣り合っています。

そのため壁紙の張り替えで新しくする部分と、残す部分のバランスを考えるのが必要になってきます。

 

リフォームで壁紙の張り替えをする前に、壁紙で張り替えないで残す部分を確認します。

そこでは壁紙を張り替える部分を決めていきます。

 

その時に張り替えない部分と張り替える部分のバランスを見ていきます。

 

またリフォームで壁紙の張り替えをするときに、壁紙の張り替えと一緒にやったほうが工事費を安くできるリフォームや、壁紙の張り替えと違うタイミングでやると、二度手間になるものとして、エアコンの交換、照明器具やコンセントプレートの交換、コンセントの移動、枠まわりの塗装などがあります。

 

特にエアコンを新しいものに変える脱着は意外に費用が掛かります。

そのため壁紙張替えの時には、一緒にやったほうがいいものやもうしばらくいいものなどのリフォーム時期を見極め、リフォームを効率よくやりましょう。

 

壁紙を選ぶときに見逃すポイントとして真っ白な壁紙は新築ですべての壁がそうであればとてもキレイですが、リフォームで壁紙を張り替えた場合は新しく張り替えた壁紙と古い壁紙が馴染まず、不自然に感じられることもあります。

リフォームで壁紙を選ぶ際には、古い壁紙に合わせて、少しくすんだ色にするなどすれば、うまく古い部分と溶け合うでしょう。

 

リフォームの壁紙張り替えで失敗しないまとめ

 

リフォームの壁紙張り替えでよくある失敗とそれを回避することを紹介しました。

 

実は多くの人がリフォームの壁紙張り替えで、失敗していますので、失敗しないようにしましょう。

 

多くの人が失敗しているよくある失敗は以下のようになります。

 

無難な壁紙を選んで、以前と雰囲気が変わらない

壁紙の柄選びを失敗して落ち着かない

壁紙を張り替えたら、汚れが目立ってしまう

 

どうでしたか。

壁紙は家の雰囲気を作ります。

イメージ通りの壁紙を選ぶのは難しいかもしれません。

しかし、時間をじっくりかけて選ぶことで、リフォームの満足度は高くなります。

しっかりと壁紙を選んでみましょう。

洗面台リフォーム成功の4つのコツは?

洗面所をリフォームするときの大きなポイントとなるのが、実は洗面台選びです。

 

洗面所のリフォームはキッチンや浴室に比べると後回しにされやすく、リフォーム予算も少なくなりがちのところです。

また、リフォーム予算が安く抑えられた、パックになっている洗面台を適当に選んでリフォームしたら失敗したという話をよく聞きます。

 

洗面台などを置いてある洗面所という部屋は実は顔を洗うだけの場所ではありません。

朝の忙しいときに、化粧室として、お風呂の脱衣室として、洗濯室として、家の中で一番忙しく、人の出入りが多い多機能部屋なのです。

 

また家族全員の暮らしと直結しているために、洗面台の選び方で、毎朝の快適度はもちろんのこと、洗濯などの家事の効率まで変わってきます。

 

洗面台のリフォーム、洗面台の高さが合わなくて腰が辛い

 

洗面台を選ぶときの失敗として、水受けであるボウルまでの高さが自分に合わないというものです。

洗面台でよく聞くのが低いという不満です。

水受けであるボウルが低いと、顔を洗うたびに腰を深くかがめる必要があるので、腰への負担が大きくなり、腰を悪くしてしまいます。

 

しかし水受けであるボウルを高くすると、今度は顔を洗った時に水がヒジを伝わって、床をびしょびしょにしてしまいます。

 

洗面台のボウルへの高さで使いやすい高さは「身長÷2」cm程度といわれているのでそれを目安にするといいでしょう。

 

しかし既製品の洗面化粧台の標準的な高さは75cm~80cmと気持ち的にちょっと低めのものがほとんどです。

洗面台の機能や見た目などでバリエーションはありますが、ボウルまでの高さのバリエーションが少ないのが現状です。

 

それでも少しずつですが高さのバリエーションも増えてきましたし、オーダーで洗面台を作れば高さなどは自由です。

どちらかといえばリフォームで後回しになることが多い洗面台ですが、洗顔は毎日のことですから、高さなどの使い心地はぜひこだわったほうがいいでしょう。

 

洗面台のリフォームで間口のムダ

 

次の洗面台選びの失敗事例は、間口のムダです。

 

ひと昔前の1坪の洗面所では、小さめの洗面台+洗濯機置き場という状況がよく見られましたが、それでは結構、隙間が空いており、余裕のある作りとも言えます。

 

そんな時によく聞く洗面台での後悔の声が、せっかくリフォームをしたのに、そのまま同サイズの洗面台を入れ替えてリフォームをしてしまい、よく考えるともうひとまわり大きい洗面台を入れることもできたというものです。

 

1坪の洗面所の場合、木造住宅なら壁の内法寸法は1m67cm程度ですので、今売れ筋の洗濯機のサイズを調べてみると、ななめドラム式で幅64cm程度です。

また全自動型で幅60cm程度ですから、1坪に洗面台と洗濯機と並べて置く場合、幅90cmの洗面台が余裕で入ることになります。

 

幅75cmと90cmの洗面台はたった15cmだけですが、だいぶん収納量が違います。

 

洗面所は小物が多く、収納不足に悩む場所でもあります。

だからこそ洗面所では余分なスキマを作らないように、念入りな計画を立ててリフォームをしましょう。

 

洗面台だけでなくリフォームするときに壁の厚さを使った、壁収納を作ることで、多くの小物を収納することができます。

 

洗面台リフォームでボウルを大きくする

 

洗面台選びの失敗事例で、水をためて顔を洗うと、床などそこら中が水浸しになってしまうというものです。

 

当然ながら理由はボウルのサイズが小さいためです。

 

洗面ボウルと言っても、顔を洗うのに適した洗顔用のボウル「洗面器」と、手などを洗うための手洗い用のボウル「手洗い器」があり、それぞれ必要な大きさがあります。

 

洗顔用の洗面器として使うのであれば、最低でも幅50cm、奥行き45cmのボウルサイズが必要になります。

 

一般的な洗面化粧台セットはボウルが大き目なので洗面器としてそれほど問題が起きることはありませんが、寝室の脇に設置するようなおしゃれな小さ目の洗面台や、カウンターの上に洗面器を選んで設置する場合は、特に選ぶサイズに注意しましょう。

 

洗面台のリフォーム、バケツに水が汲めない

 

洗面台選びの失敗事例は、洗面台でバケツに水を汲もうと思ったけれど、水栓金具に引っかかってしまい、上手く水を入れることができないというものです。

 

他にも子供の運動靴を洗うのが難しい、泥水を洗面台に流したらボウルの内側の掃除が大変だったというケースもあります。

これらは、洗面台に取り付ける水栓金具の選び方によって解決することができます。

 

洗面所では、顔を洗うだけの場所ではなく、家事のための作業をすることも結構あります。

 

色々な作業内容と効率を考えると、水道は固定式の水栓金具より、引き出せるタイプでシャワーにもなる水栓金具を選んでおくのがお勧めです。

 

洗面台のリフォーム、パウダールームとして考える

 

洗面所では、洗顔、歯磨き、手洗いなどと朝には男性の場合は髭剃りや、女性はメイクをする人が一番多い場所が洗面所の洗面台です。

 

そこでパウダールームとして使いやすい洗面台というものを考えてみようと思います。

 

メイクに必要な要素として、明かりが大切なポイントなります。

テレビ局などのメイク室などには、鏡の周りにたくさんの照明をつけ、顔に影を作らないようになっています。

 

それと同じように洗面所に新たな窓を付けられなくて明かりの取り入れが足りない場合でも、顔を明るく照らす照明器具が付いたミラーキャビネットや、手元まで鏡が飛び出すキャビネットを選んでリフォームすれば、メイクがしやすくなります。

 

また洗面所ではコンセントが不足しがちになります。

コンセントが洗面台についているものだけになると明らかに足りなくなりますので、できれば普段使うコンセントだけでなく、足元に暖房用、天井近くに扇風機用を付けておくと洗面所が快適になりますので、リフォームの際にはコンセントのプランの見直しをしましょう

 

洗面台リフォームの注意点は?

 

洗面台リフォームの希望は、多くの場合は現在の洗面台より大きなタイプに交換したいというものです。

 

そのためには、洗面台のサイズの採寸が必要になってきます。

採寸によって、もっと大きい洗面台と交換できるのか、同じサイズでなければ入らないのかが大体わかると思います。

 

特にマンションなどでは、リフォームする箇所のサイズが初めから決まっているので、上部に梁が出ていたりすると大きいサイズが入らなかったりします。

そのためできる限り、細かい部分までしっかりと採寸を行うことが必要です。

 

また洗面台の給排水管が通っているのは壁の中か床の下なのかを、最初にチェックをしておきましょう。

これにより、洗面台リフォームで選ぶ洗面台が変わりますし、リフォーム工事費用にも大きく影響してきます。

なぜ先に給排水管がどこを取っているか調べておいた方がいいのは、リフォームをしたときに、給排水方式は基本的には変えずに、洗面台リフォームをするからです。

 

洗面台リフォームをお得に行う

 

洗面台のリフォームではリフォーム費用が選んだ洗面台によって大きく変わります。

 

洗面台設備の割引率はリフォーム業者によって変動がありますので、洗面台リフォームをするときは2~3社の業者から相見積もりをもらうことが大切です。

 

リフォーム業者から、リフォームでどのような洗面台にすると、どのような使い勝手になるのか、多くの洗面台の中から選ぶときに、リフォーム業者のプロの視点からアドバイスをもらえるのも大変有益です。

 

それ以外にもメーカーの展示室に実物を見に行った方がいいでしょう。

実物を見ると実際に洗面台の交換された時のイメージが作りやすいからです。

 

洗面台リフォームをお得にするには、なるべく多くの業者の意見を聞き、見積もりを出してもらうことが最も大きなポイントといえますが、あまり多くの業者に見積もり依頼をすると打ち合わせの時間などとても大変です。

 

できるなら2~3社ぐらいが一番いいかもしれません。

せっかくリフォームをするので、家族構成やライフスタイルに合わせた、ぴったりの洗面台リフォームができるといいですね。

築年数20年以上水回りのリフォームのよくある3つの事例

築年数20年以上、水回りのリフォームのよくある3つの事例

浴室や洗面、トイレなどの水回りは、人気のリフォーム箇所です。

家は築20~30年と年数が増えると、水回りである浴室や洗面所、トイレといった場所は、想像以上に古くなってきます。
家の築年数が経つと、汚れが目立ちますし、また設備が古くなることによって、使い勝手が悪くなってきます。

家が築年数20年以上の一戸建てを、水回りのリフォームをしたとして、実際にどれぐらいの費用が掛かるものなのか、リフォームの工事費用とポイントを説明したいと思います。

また浴室、洗面脱衣室、トイレと部位別に絞ってご説明いたします。

 

リフォーム事例 浴室リフォームは構造補強もリフォーム費用に入れておく

 

リフォームの参考にする家は、築年数20年以上の一戸建てで、今まで部分的な補修工事はしていましたが、リフォームに関しては全くと言ってもいいほどしたことがありませんでした。

家の持ち主は生活も余裕が出てきたし、家で過ごすことも多くなり、将来のことをじっくりと考えてみて、今後のためにも、しっかりとリフォームをしようと思ったのです。

まずは浴室のリフォームのポイントです。

以前の浴室は築年数20年以上も前なので、壁はコンクリートにタイルで冬などに風が入ってきて寒く、湯船も小さくバランス釜が浴槽と並んでいるため狭く感じていました。

そこで浴室リフォームで最新のユニットバスと交換することにしました。

今回、浴室リフォームで使用するユニットバスは浴槽1坪サイズのタイプ。

そして浴室暖房換気扇もオプションで追加しました。

リフォームのピントは以前の浴室が冬になるとものすごく寒くいのと、また結露も発生しやすいということで、リフォームで新しくなる浴室には暖かさと快適性を求めました。

今回のリフォームではユニットバスの設置に合わせ、ガス風呂給湯器も一緒に交換して、瞬間湯沸かし器を使っていた台所の給湯配管も一緒に改修しました。

給湯機器の撤去、ガス風呂給湯器設置、給水・給湯配管の工事リフォーム費用は約27万円になりますが、古い設備ではお風呂を沸かしたりするのに、大分時間がかかっていました。それが浴室のリフォーム後には大体7~10分でお風呂が沸いてしまうのです。

リフォーム費用が掛かったとしても、冬のすきま風の寒さやお風呂のお湯の沸く時間短縮などリフォームしたかいがあったのではないでしょうか。

 

リフォーム事例 浴室リフォームでは補修工事を最初から見積っておく

浴室のリフォーム費用は、現在のお風呂が在来浴室か、ユニットバスかによって、リフォームの工事費用が大分違ってきます。

在来浴室でリフォームを考える場合は、築年数が経っていると、浴室の壁のタイルや、床に亀裂があったり、湿気により内部が腐食したりしていることがあります。

浴室のリフォームをするには、このような補修工事は絶対に必要になりますので、前もって予算にこの工事も入れておいた方がいいでしょう。

前もってリフォームの見積もりのためのリフォーム会社との打ち合わせで、「補修」だけではなく「補強」を前提に検討して、見積ってもらっていました。

そのため新たに追加工事で必要になった約9万円の追加費用は必要ありませんでした。

このように、補修が必要であるということを前もってわかっていれば、新たに追加工事が必要になっても、リフォーム工事がスムーズになります。

また最初から補修分を予算に組み込んであるので、施主にとっても予算を追加する心配をしなくて済みます。

大体平均ですが浴室のリフォームをする際に、腐食の程度で変わりますが、一般的な浴室リフォームの場合は、補修であれば普通は大体5万円前後からの追加費用が発生すると考えておきましょう。

 

リフォーム事例 洗面脱衣所のリフォームは浴室リフォームと一緒でお得に

 

在来浴室をユニットバスに入れ替えるリフォームをする場合、浴室の入口にあたるドア部分がユニットバス用の折れ戸や引き戸になります。

そのため、従来の戸・ドアを一緒に交換しなければなりません。

そこで浴室の工事に合わせて、一緒に脱衣洗面室もリフォームしてはどうでしょう。

浴室のリフォームだけよりも浴室の解体やユニットバスの搬入に合わせて、洗面脱衣室を工事してもらうことで、リフォーム工事費用も個別にリフォームするより10%程度安くなります。

そこでリフォーム工事費用の予算が少し安くなったため、その分シンプルでおしゃれな化粧台を選び、また脱衣所の壁や床などには水回りの湿気や結露に強い仕上げ材を使用することできました。

 

リフォーム事例 トイレのリフォームは機能性・快適性を重視する

 

トイレのリフォームは使う人の利便性を考えると、0.4坪という狭い空間でも妥協はできません。

手すりの位置や洗浄スイッチなど、また使用する設備などでリフォーム会社とじっくりと話し合い、詰めていく部分が多いのです。

参考にしている家では築年数が20年以上で、もともと汲み取り式のトイレを使っていましたが、住んでいる人の年齢などから考慮し、トイレリフォームも一緒にすることに決意しました。

トイレの広さは0.4坪(約1.2m²)という狭いスペースですが、温水洗浄便座のあるコンパクトな便器を採用することで、機能性と快適性を両立させました。

高齢化する住人の意見で、トイレに手すりを付けたいと思っていましたが、狭いトイレスペースに手すりをつけるともっと狭くなって、使いづらくなるのではないかと心配していました。

そこでリフォーム会社から提案してもらったのがトイレットペーパーホルダーと一体になった「棚手すり」とコンパクトタイプの便器です。

これなら狭いスペースを有効に使えるし、立ち座りの動作を妨げません。

特に「棚手すり」は手だけでなく、腕や肘でも体を支えることができます。

リフォーム会社との打ち合わせに、しっかりと何がしたい、どのようにしたいなど自分の意見を持っていれば、通常では実現不可能に思えても、リフォーム会社のプロとしての提案によって、実現可能になります。

トイレのような狭い空間であっても、選ぶ素材や設備によって、リフォームの仕上がり品質は大きく変わり、満足度も変わります。

たとえ手すり1つであったとしても、リフォーム会社と取り付け位置などについて相談することによって、必要な壁の補強や使いやすい位置についてプロからの視点で提案してもらうといいでしょう。

 

築年数20年以上、水回りのリフォームの事例についてのまとめ

 

「浴室」「洗面脱衣室」「トイレ」のリフォームについてよくあるリフォーム内容でご説明しましたが、これは築20~30年の水回りリフォームではよくあるケースです。

浴室のリフォームでは必ず、構造補強を含めた、補修工事の予算も初めから入れておくのが必要です。

水回りの箇所は築年数が経つほど、水によって腐食状態が広がっている可能性があります。

最初から補修工事の予算を入れてあれば、補修工事の追加予算が必要なくなります。

洗面脱衣所のリフォームは浴室リフォームと同時に行うことで、かなりお得になります。

トイレのリフォームは狭いスペースですが、機能性と快適性を両立させるために、

リフォーム会社とよく話し合いをして、決めたほうがいいです。

もっともプロの視点からの提案が必要な場所です。

 

この3つの水回りのリフォームとキッチンも加えて水回り4か所をリフォームされる方もいらっしゃいますが、一つの目安となりますのでぜひ参考にしてみてください。

自然素材の家を建てるメリット

自然素材の家を建てるメリット

シックハウスなどの環境破壊には自然素材の家を

自然素材の家とは、無垢材や漆喰などの自然素材を積極的に用いた化学物質を含まない建材で建てられた住宅のことです。

家を建てる建材に自然素材を使用して、接着剤や断熱材など、目に見えないすべての部分にも身体に安全なものを使い、シックハウス症候群やアレルギーの発症などの環境にかかわる病気になりにくくします。

シックハウス症候群の症状や原因

シックハウス症候群とは、住宅内の空気汚染が原因で発症する健康障害の総称です。
新築住宅に住みだしたり、家を新しくフォームしたりした時に建材から室内に発生する
化学物質が主な原因と言われており、次のような症状を引き起こします。

のど・目・鼻の粘膜の痛みやじんましん・湿疹などの皮膚疾患、疲れやすい、めまいや嘔吐を繰り返すなどの症状が1つだけでなく、同時にいくつもの症状が出るのを総称としてシックハウス症候群と呼んでいます。

病気自体の詳しいメカニズムはまだ解明されていませんが、自律神経系・精神系・気道系・消化器系などに重篤な症状が現れる場合もあるのです。

そのため化学物質などをほとんど使わない自然素材の家に人気が集まっています。

自然素材の家は「呼吸する家」

自然素材の建材は呼吸を続ける素材です。
吸湿・放湿性があり、湿度が高くなると湿気を吸い、乾燥しているときは湿気を放出するといったまるで呼吸をしているようなのです。

室内の湿度を一定に保つよう、自然素材自体が自動的に調整してくれるのです。
そのため、天然木を建材に使った家は湿度調節がしっかりとされていて、いつでも快適に暮らせるようになっています。また冷暖房を少し使えばすぐ快適になります。
冷暖房の使用を抑えることが出来るため、住宅の消費エネルギーを減らすことが出来ます。

湿気が家の中にこもらないので、気密性の高い家にありがちな結露がガラスにつかないのも特徴です。
当然ながら結露が原因の一つになっている、カビやダニの心配も少ないため、アレルギーやシックハウス症候群などの環境による健康被害になりにくくなっています。

自然素材の家は心地よさが感じられる

せっかく住宅を買い、新しく住まいになるのなら、やはり快適な空間で過ごしたいものですよね。特に、小さな子供がいればなおさらです。

例えば自然素材の無垢のフローリングは、合板フローリングのように足の裏がべとべとしないで、裸足で歩くことがとても気持ちよく感じられます。
また見た目においても、高級感のあるものや自然な感じがするものなど、安らぎえを与えて、気持ちをリラックスさせてくれる効果があります。

自然素材の壁

自然素材は湿度調節により、湿度の調整をしてくれています。そのなかでも壁が大きな役割を果たしています。
昔の日本では左官屋さんの仕上げによる自然素材の塗り壁が多かったのです。

左官材の中でも、代表的なものは珪藻土でしょう。
珪藻土は、植物性プランクトン(藻)が化石化したもので、昔から火に強い土として七輪の材料などに使われていた素材です。

珪藻土のメリットは断熱性が高く、保湿性も高いことと、調湿効果が高く、防音性もありことです。それは珪藻土の一番の特徴である、無数の孔が空いていることで、そのような効果があるのです。
珪藻土の特徴により、調湿効果が高く、夏の湿度の高いときは水分を吸収し、冬の乾燥時には湿気を空きだして湿度を調節します。そのため呼吸をする壁紙といわれています。

珪藻土は強くぶつけたり、こすったりするとはく離しやすいので、掃除機をかけるときには注意が必要です。大したことがないと思っても、こつんとぶつかっただけで、壁がはがれないまでもへこんでしまったりします。

しかし最近になると左官屋さんがコテを付けって寝る湿式の工法は工期が長く掛かることや職人の人件費が高いため敬遠され始め、代わって「乾式工法」と呼ばれる石膏ボードにビニールクロスを糊で貼り付ける方法が多用されるようになりました。

ビニールクロスには工期が短くてすみ価格も安いというメリットがあります。
しかし原材料がポリ塩化ビニールのため可塑剤や変色防止剤・カビ防止剤など様々な化学物質の添加が必要になります。

これらの含まれている化学物質はシックハウス症候群の原因になる恐れがあり、またポリ塩化ビニールは燃やすと有害なガスを発生するため、最近はまた日本古来の健康的な自然素材の壁材を見直されてきています。

自然素材の床

自然素材である無垢材をフローリングに使うのであれば、当然節があります。
サンプル材で見たときは節がなくて選んだのに、実際の現場では節が多いという風なことでトラブルが起きたりします。
しかし、自然素材のものを使うということはそのようなことはよくあることで、素材本来の味わいや効果は全く変わらないものです。逆に節が入ってることで風合いが増すこともあるのです。

日本人ならば天然素材という言葉の響きに心が動いてしまうのではないでしょうか。
無垢材を中心とした自然素材のフローリングに大変人気が集まっています。

天然木のシンプルな美しさと、家に住みながら森林浴を楽しんでいるかのような香りと住み心地の良さに、無垢材を使ったフローリングにあこがれる人は多くなっています。

ですがやはり天然素材と聞くと、値段が高いという印象があります。
では実際にフローリングリフォームに使われ天然材料について、その費用相場を調べてみます。

確かに無垢材は普及品の合板に比べると、ほとんどの商品で割高に思われますが、合板であっても、機能面を高めてもっと価格の高いものもあるのです。

天然木の風合いや見た目から、非常に高価な天然素材と思われている「無垢材フローリング」ですが、いくつかの弱点も持っています。

一般的に無垢材のフローリングといわれているのは、天然木の1枚板のことです。
1枚板は木材の質感が素晴らしいのですが、温度の変化や湿度によって、反りやねじれができやすく、ずっと使っていると反りやねじれが原因で継ぎ目に隙間が目立ったり、床が浮いて見えるようになります。

また無垢材のフローリングの表面は非常に傷に弱くて、椅子を少し引きずる、車いすやキャスター付きの家具を普通に移動させることによって表面に傷がついてしまうことがあります。

フローリングは見た目の美しさも大事なことですが、美しさを長持ちさせるためにも、フローリングの耐久性や傷がつきにくいということも重要になってきます。

通常の合板材は薄い板を何枚も重ねて作るため、フローリング材として無垢材に比べると、ねじれが少なく均一性の品質になっています。フローリングの表面部分を本物の木材で仕上げたり、樹脂コーティングをしたりすることで傷やへこみに強くしてあります。

無垢材で仕上げた床は、見た目にも住むにも大変心地いいものです。
これは天然木の香りだけではなく、実際に無垢の木材が湿度の出し入れ、呼吸することで、湿気を調節してくれるので、住む人にとって快適になっていくのです。

無垢フローリングを美しく長持ちさせるためには、やはり定期的なメンテナンスが欠かせません。フローリングの表面に傷がついた場合、表面を削って元のような床に戻し、定期的な天然原料のワックス掛けやメンテナンスで、フローリングの反りやねじれ、すき間といった床トラブルを防いであげる必要があります。

新築一戸建てを建てるには費用はいくら必要?

新築一戸建てを建てるにはどのくらいの金額が必要なのでしょうか。

新築一戸建ての購入にかかる費用のほとんどは土地と建物の建築費などがほとんどです。

土地や建物は場所や広さなどで金額が変わるので、様々です。

 

現金で購入するのでなければ、住宅ローンを組んで支払っていきますが、住宅ローンで賄えるのは土地や建物の金額です。

新築一戸建てを購入する場合はそれ以外にも諸経費がかかり、それらは住宅ローンに含まれておらず、現金で用意しておきましょう。

 

諸経費は仲介手数料や印紙税などの金額をいいます。

頭金とあわせて、これらの諸費用も、原則現金で先に用意しておく必要があります。

 

また、忘れがちですが建てた後の引っ越し、新居の家具、カーテンなどの費用や税金などもありますので、これらも現金で用意しておく必要があります。

 

つまり、新築一戸建てを購入しようと思い、資金計画をたてる際に、どこまでが住宅ローンで賄えるか、どこまでが現金で用意しておけばいいのかを把握しておかなければなりません。

ここを失敗すると無理のない支払計画を作れなくなってしまいます。

それでは、現金として支払う必要のあるものはどんなものでしょう。

 

売買契約時に買主が売主へ支払うものに手付金があります。

手付金とは普通であればそのままその代金は購入金額からひかれるのもですが、万が一契約後に何らかの理由で売買契約を解除する際に、手付金は返してもらえません。

業者のほうも売買契約がそのままキャンセルされてしまうと、大赤字になってしまうので、必要最低限の金額を保証してもらうということです。

大体一般的には住宅の売買代金の5~10%ほどの金額が手付金といわれています。

 

売買契約時には印紙代がかかります。

また、仲介手数料がある場合もあります。ある場合は仲介手数料もかかります。

 

物件の引き渡しまでに支払う費用は「残金決済」が行われ、買主から売主へ、売買代金から手付金を差し引いた残代金を支払います。頭金を別途支払っている場合は頭金も引いた後の残代金になります。

残代金を支払うのに住宅ローンを利用する場合は、住宅ローン契約書に貼る「収入印紙の購入」が必要です。

また登記費用や住宅ローン借入費用など、だいたい7~8%ほどといわれている「購入諸費用」の支払いも同時に行います。

それ以外にも住宅ローン借入費用には、事務手数料、ローン保証料、火災保険料などが含まれますが、内容や金額は借り入れを受ける、金融機関によって異なります。

 

住宅ローンを組むにあたって、金融機関で様々な条件が違うので、こっちの金融機関では審査が通らなかったが、こちらの金融機関では審査が通ったなどなどがあります。

当然ながら条件が厳しいほど借りるほうが有利で審査に通りにくくなっています。

 

そのため住宅ローンを借り入れる際にもしっかりと検討して、なるべく有利な条件で借りられるようにしたほうがいいです。

 

物件が引き渡されてから支払う費用があります。

当然ながら物件を引き渡された後に引っ越しをしなければならなく、引っ越し代がかかります。

また、生活をするため家具や家電など購入費がかかります。その中でもカーテン・カーペット・照明器具などはほとんどのみなさんが新築後1年の間に購入しています。

 

また土地や建物を取得してから半年~1年半後には、不動産取得税の納税通知書が届きますので支払わなければなりません。

不動産取得税とは、土地や建物を取得した際に、1度だけ課税される税金で、取得した不動産の価格×1/2を課税標準額とし、住宅の場合は、課税標準額の3%の金額を納めます。

 

床面積が50m2~240m2などの一定の条件を満たす新築住宅であれば、住宅の価格から一定額が控除される軽減措置もありますので、各都道府県の税事務所や仲介会社などへ問い合わせてみてください。

また、新築だけでなくリフォームや中古物件などでも軽減措置がありますので、確認をしてみてください。

 

以上が土地や建物の金額とは違う、諸費用になります。

住宅ローンとは別に現金で持っていたほうがいいものです。額が少ないからと思っても、まとまると結構大きい額になります。

 

 

住宅ローンを組む時にどのタイプを選んだほうがいいのでしょうか。

それぞれにメリットとデメリットがありますので、それらをよく見てみましょう。

 

全期間固定型は返済期間中ずっと初めに借りた金利が変わらないというのがメリットです。

他のタイプに比べると金利は多少高めですが最初から金利が同じということは、毎月同じ金額を返していくことで先を読みやすくなっています。

 

つまり、資産計画が立てやすく住宅ローンのほかに貯蓄やその他、レジャーなどに使う予定があえば金利の上昇がないので、安心感や安定感があるこのタイプを選べばいいでしょう。

 

デメリットとしては将来的に住宅ローンの金利が下がっても、ずっと金利が変わらないので恩恵は受けるでしょう。

 

固定期間選択型は決まった期間は金利が変動しません。

固定期間が過ぎると新たにタイプや金利などが決まります。

 

また、固定金利期間中の金利優遇キャンペーンなどを実施している金融機関を利用するとさらに低金利で借り入れができる場合があります。

 

デメリットとしては、ローンの借り入れを行った段階でローンの総返済額が決まらないので、長期間に渡っての返済計画が正確に立てられないことと、決まっている固定金利期間の終了後に金利が上がっていた場合は、前の固定金利期間に比べて、月々の返済額が増えてしまいます。

しかし、逆に金利が落ちていれば、月々の支払いが安くなってきます。

 

変動金利型では、借入期間中に金利の見直しが年2回実施され、多くの金融機関では、返済額の見直しが5年に1度実施されます。

 

また他の金利タイプの住宅ローンと比べて、金利が最も安く設定されていることがほとんどです。また、変動金利型で借り入れ中は、いつでも固定期間選択型に変更可能です。

 

メリットとしては、金利の変動に合わせて支払い金額が変動することになります。

つまり金利が低下すれば、それに伴い月々の返済額も下がることです。

金利がずっと下がっていくならば、その恩恵を最も享受できるのが、変動金利型です。

 

金利が変動しても返済額の見直しが5年に1度なので、5年間は返済額が変わらないということは、金利が上昇した場合には、月々の返済額のうちでも金利分が大きくなり、返済し続けても、元金が減りにくくなります。

 

また、金利が上昇し続けた場合には、返済額が金利分だけで上回る場合もあります。

 

返済期間が短い人や、金利が落ちた時点でまとまった額の繰り上げ返済ができる資金的余裕がある人なんかがこの金利タイプには向いているのかもしれません。

 

では、どのタイプの人気があるのでしょうか。

変動金利選択者はだんだん減少してきており、全期間固定型を選択する人が増加しているそうです。

固定期間選択型は金利の計算や総返済額がわからないことから増えもしないし、減りもしない状態です。

 

やっぱり全期間固定型は借入時に月々の返済額や総返済額が確定するので、借りるひとの安心感に加え、過去最低の金利水準をうけて、フラット35をはじめとする全期間固定型の人気が上昇しているそうです。

 

金利パターンはいくつかありますので、自分に合ったパターンでしっかりとした資金計画を立ててください。

それには多少難しいかもしれませんが、しっかりと情報収集をして、しっかりと考え、納得できるのが一番と思います。