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洗面台リフォーム成功の4つのコツは?

洗面所をリフォームするときの大きなポイントとなるのが、実は洗面台選びです。

 

洗面所のリフォームはキッチンや浴室に比べると後回しにされやすく、リフォーム予算も少なくなりがちのところです。

また、リフォーム予算が安く抑えられた、パックになっている洗面台を適当に選んでリフォームしたら失敗したという話をよく聞きます。

 

洗面台などを置いてある洗面所という部屋は実は顔を洗うだけの場所ではありません。

朝の忙しいときに、化粧室として、お風呂の脱衣室として、洗濯室として、家の中で一番忙しく、人の出入りが多い多機能部屋なのです。

 

また家族全員の暮らしと直結しているために、洗面台の選び方で、毎朝の快適度はもちろんのこと、洗濯などの家事の効率まで変わってきます。

 

洗面台のリフォーム、洗面台の高さが合わなくて腰が辛い

 

洗面台を選ぶときの失敗として、水受けであるボウルまでの高さが自分に合わないというものです。

洗面台でよく聞くのが低いという不満です。

水受けであるボウルが低いと、顔を洗うたびに腰を深くかがめる必要があるので、腰への負担が大きくなり、腰を悪くしてしまいます。

 

しかし水受けであるボウルを高くすると、今度は顔を洗った時に水がヒジを伝わって、床をびしょびしょにしてしまいます。

 

洗面台のボウルへの高さで使いやすい高さは「身長÷2」cm程度といわれているのでそれを目安にするといいでしょう。

 

しかし既製品の洗面化粧台の標準的な高さは75cm~80cmと気持ち的にちょっと低めのものがほとんどです。

洗面台の機能や見た目などでバリエーションはありますが、ボウルまでの高さのバリエーションが少ないのが現状です。

 

それでも少しずつですが高さのバリエーションも増えてきましたし、オーダーで洗面台を作れば高さなどは自由です。

どちらかといえばリフォームで後回しになることが多い洗面台ですが、洗顔は毎日のことですから、高さなどの使い心地はぜひこだわったほうがいいでしょう。

 

洗面台のリフォームで間口のムダ

 

次の洗面台選びの失敗事例は、間口のムダです。

 

ひと昔前の1坪の洗面所では、小さめの洗面台+洗濯機置き場という状況がよく見られましたが、それでは結構、隙間が空いており、余裕のある作りとも言えます。

 

そんな時によく聞く洗面台での後悔の声が、せっかくリフォームをしたのに、そのまま同サイズの洗面台を入れ替えてリフォームをしてしまい、よく考えるともうひとまわり大きい洗面台を入れることもできたというものです。

 

1坪の洗面所の場合、木造住宅なら壁の内法寸法は1m67cm程度ですので、今売れ筋の洗濯機のサイズを調べてみると、ななめドラム式で幅64cm程度です。

また全自動型で幅60cm程度ですから、1坪に洗面台と洗濯機と並べて置く場合、幅90cmの洗面台が余裕で入ることになります。

 

幅75cmと90cmの洗面台はたった15cmだけですが、だいぶん収納量が違います。

 

洗面所は小物が多く、収納不足に悩む場所でもあります。

だからこそ洗面所では余分なスキマを作らないように、念入りな計画を立ててリフォームをしましょう。

 

洗面台だけでなくリフォームするときに壁の厚さを使った、壁収納を作ることで、多くの小物を収納することができます。

 

洗面台リフォームでボウルを大きくする

 

洗面台選びの失敗事例で、水をためて顔を洗うと、床などそこら中が水浸しになってしまうというものです。

 

当然ながら理由はボウルのサイズが小さいためです。

 

洗面ボウルと言っても、顔を洗うのに適した洗顔用のボウル「洗面器」と、手などを洗うための手洗い用のボウル「手洗い器」があり、それぞれ必要な大きさがあります。

 

洗顔用の洗面器として使うのであれば、最低でも幅50cm、奥行き45cmのボウルサイズが必要になります。

 

一般的な洗面化粧台セットはボウルが大き目なので洗面器としてそれほど問題が起きることはありませんが、寝室の脇に設置するようなおしゃれな小さ目の洗面台や、カウンターの上に洗面器を選んで設置する場合は、特に選ぶサイズに注意しましょう。

 

洗面台のリフォーム、バケツに水が汲めない

 

洗面台選びの失敗事例は、洗面台でバケツに水を汲もうと思ったけれど、水栓金具に引っかかってしまい、上手く水を入れることができないというものです。

 

他にも子供の運動靴を洗うのが難しい、泥水を洗面台に流したらボウルの内側の掃除が大変だったというケースもあります。

これらは、洗面台に取り付ける水栓金具の選び方によって解決することができます。

 

洗面所では、顔を洗うだけの場所ではなく、家事のための作業をすることも結構あります。

 

色々な作業内容と効率を考えると、水道は固定式の水栓金具より、引き出せるタイプでシャワーにもなる水栓金具を選んでおくのがお勧めです。

 

洗面台のリフォーム、パウダールームとして考える

 

洗面所では、洗顔、歯磨き、手洗いなどと朝には男性の場合は髭剃りや、女性はメイクをする人が一番多い場所が洗面所の洗面台です。

 

そこでパウダールームとして使いやすい洗面台というものを考えてみようと思います。

 

メイクに必要な要素として、明かりが大切なポイントなります。

テレビ局などのメイク室などには、鏡の周りにたくさんの照明をつけ、顔に影を作らないようになっています。

 

それと同じように洗面所に新たな窓を付けられなくて明かりの取り入れが足りない場合でも、顔を明るく照らす照明器具が付いたミラーキャビネットや、手元まで鏡が飛び出すキャビネットを選んでリフォームすれば、メイクがしやすくなります。

 

また洗面所ではコンセントが不足しがちになります。

コンセントが洗面台についているものだけになると明らかに足りなくなりますので、できれば普段使うコンセントだけでなく、足元に暖房用、天井近くに扇風機用を付けておくと洗面所が快適になりますので、リフォームの際にはコンセントのプランの見直しをしましょう

 

洗面台リフォームの注意点は?

 

洗面台リフォームの希望は、多くの場合は現在の洗面台より大きなタイプに交換したいというものです。

 

そのためには、洗面台のサイズの採寸が必要になってきます。

採寸によって、もっと大きい洗面台と交換できるのか、同じサイズでなければ入らないのかが大体わかると思います。

 

特にマンションなどでは、リフォームする箇所のサイズが初めから決まっているので、上部に梁が出ていたりすると大きいサイズが入らなかったりします。

そのためできる限り、細かい部分までしっかりと採寸を行うことが必要です。

 

また洗面台の給排水管が通っているのは壁の中か床の下なのかを、最初にチェックをしておきましょう。

これにより、洗面台リフォームで選ぶ洗面台が変わりますし、リフォーム工事費用にも大きく影響してきます。

なぜ先に給排水管がどこを取っているか調べておいた方がいいのは、リフォームをしたときに、給排水方式は基本的には変えずに、洗面台リフォームをするからです。

 

洗面台リフォームをお得に行う

 

洗面台のリフォームではリフォーム費用が選んだ洗面台によって大きく変わります。

 

洗面台設備の割引率はリフォーム業者によって変動がありますので、洗面台リフォームをするときは2~3社の業者から相見積もりをもらうことが大切です。

 

リフォーム業者から、リフォームでどのような洗面台にすると、どのような使い勝手になるのか、多くの洗面台の中から選ぶときに、リフォーム業者のプロの視点からアドバイスをもらえるのも大変有益です。

 

それ以外にもメーカーの展示室に実物を見に行った方がいいでしょう。

実物を見ると実際に洗面台の交換された時のイメージが作りやすいからです。

 

洗面台リフォームをお得にするには、なるべく多くの業者の意見を聞き、見積もりを出してもらうことが最も大きなポイントといえますが、あまり多くの業者に見積もり依頼をすると打ち合わせの時間などとても大変です。

 

できるなら2~3社ぐらいが一番いいかもしれません。

せっかくリフォームをするので、家族構成やライフスタイルに合わせた、ぴったりの洗面台リフォームができるといいですね。

築年数20年以上水回りのリフォームのよくある3つの事例

築年数20年以上、水回りのリフォームのよくある3つの事例

浴室や洗面、トイレなどの水回りは、人気のリフォーム箇所です。

家は築20~30年と年数が増えると、水回りである浴室や洗面所、トイレといった場所は、想像以上に古くなってきます。
家の築年数が経つと、汚れが目立ちますし、また設備が古くなることによって、使い勝手が悪くなってきます。

家が築年数20年以上の一戸建てを、水回りのリフォームをしたとして、実際にどれぐらいの費用が掛かるものなのか、リフォームの工事費用とポイントを説明したいと思います。

また浴室、洗面脱衣室、トイレと部位別に絞ってご説明いたします。

 

リフォーム事例 浴室リフォームは構造補強もリフォーム費用に入れておく

 

リフォームの参考にする家は、築年数20年以上の一戸建てで、今まで部分的な補修工事はしていましたが、リフォームに関しては全くと言ってもいいほどしたことがありませんでした。

家の持ち主は生活も余裕が出てきたし、家で過ごすことも多くなり、将来のことをじっくりと考えてみて、今後のためにも、しっかりとリフォームをしようと思ったのです。

まずは浴室のリフォームのポイントです。

以前の浴室は築年数20年以上も前なので、壁はコンクリートにタイルで冬などに風が入ってきて寒く、湯船も小さくバランス釜が浴槽と並んでいるため狭く感じていました。

そこで浴室リフォームで最新のユニットバスと交換することにしました。

今回、浴室リフォームで使用するユニットバスは浴槽1坪サイズのタイプ。

そして浴室暖房換気扇もオプションで追加しました。

リフォームのピントは以前の浴室が冬になるとものすごく寒くいのと、また結露も発生しやすいということで、リフォームで新しくなる浴室には暖かさと快適性を求めました。

今回のリフォームではユニットバスの設置に合わせ、ガス風呂給湯器も一緒に交換して、瞬間湯沸かし器を使っていた台所の給湯配管も一緒に改修しました。

給湯機器の撤去、ガス風呂給湯器設置、給水・給湯配管の工事リフォーム費用は約27万円になりますが、古い設備ではお風呂を沸かしたりするのに、大分時間がかかっていました。それが浴室のリフォーム後には大体7~10分でお風呂が沸いてしまうのです。

リフォーム費用が掛かったとしても、冬のすきま風の寒さやお風呂のお湯の沸く時間短縮などリフォームしたかいがあったのではないでしょうか。

 

リフォーム事例 浴室リフォームでは補修工事を最初から見積っておく

浴室のリフォーム費用は、現在のお風呂が在来浴室か、ユニットバスかによって、リフォームの工事費用が大分違ってきます。

在来浴室でリフォームを考える場合は、築年数が経っていると、浴室の壁のタイルや、床に亀裂があったり、湿気により内部が腐食したりしていることがあります。

浴室のリフォームをするには、このような補修工事は絶対に必要になりますので、前もって予算にこの工事も入れておいた方がいいでしょう。

前もってリフォームの見積もりのためのリフォーム会社との打ち合わせで、「補修」だけではなく「補強」を前提に検討して、見積ってもらっていました。

そのため新たに追加工事で必要になった約9万円の追加費用は必要ありませんでした。

このように、補修が必要であるということを前もってわかっていれば、新たに追加工事が必要になっても、リフォーム工事がスムーズになります。

また最初から補修分を予算に組み込んであるので、施主にとっても予算を追加する心配をしなくて済みます。

大体平均ですが浴室のリフォームをする際に、腐食の程度で変わりますが、一般的な浴室リフォームの場合は、補修であれば普通は大体5万円前後からの追加費用が発生すると考えておきましょう。

 

リフォーム事例 洗面脱衣所のリフォームは浴室リフォームと一緒でお得に

 

在来浴室をユニットバスに入れ替えるリフォームをする場合、浴室の入口にあたるドア部分がユニットバス用の折れ戸や引き戸になります。

そのため、従来の戸・ドアを一緒に交換しなければなりません。

そこで浴室の工事に合わせて、一緒に脱衣洗面室もリフォームしてはどうでしょう。

浴室のリフォームだけよりも浴室の解体やユニットバスの搬入に合わせて、洗面脱衣室を工事してもらうことで、リフォーム工事費用も個別にリフォームするより10%程度安くなります。

そこでリフォーム工事費用の予算が少し安くなったため、その分シンプルでおしゃれな化粧台を選び、また脱衣所の壁や床などには水回りの湿気や結露に強い仕上げ材を使用することできました。

 

リフォーム事例 トイレのリフォームは機能性・快適性を重視する

 

トイレのリフォームは使う人の利便性を考えると、0.4坪という狭い空間でも妥協はできません。

手すりの位置や洗浄スイッチなど、また使用する設備などでリフォーム会社とじっくりと話し合い、詰めていく部分が多いのです。

参考にしている家では築年数が20年以上で、もともと汲み取り式のトイレを使っていましたが、住んでいる人の年齢などから考慮し、トイレリフォームも一緒にすることに決意しました。

トイレの広さは0.4坪(約1.2m²)という狭いスペースですが、温水洗浄便座のあるコンパクトな便器を採用することで、機能性と快適性を両立させました。

高齢化する住人の意見で、トイレに手すりを付けたいと思っていましたが、狭いトイレスペースに手すりをつけるともっと狭くなって、使いづらくなるのではないかと心配していました。

そこでリフォーム会社から提案してもらったのがトイレットペーパーホルダーと一体になった「棚手すり」とコンパクトタイプの便器です。

これなら狭いスペースを有効に使えるし、立ち座りの動作を妨げません。

特に「棚手すり」は手だけでなく、腕や肘でも体を支えることができます。

リフォーム会社との打ち合わせに、しっかりと何がしたい、どのようにしたいなど自分の意見を持っていれば、通常では実現不可能に思えても、リフォーム会社のプロとしての提案によって、実現可能になります。

トイレのような狭い空間であっても、選ぶ素材や設備によって、リフォームの仕上がり品質は大きく変わり、満足度も変わります。

たとえ手すり1つであったとしても、リフォーム会社と取り付け位置などについて相談することによって、必要な壁の補強や使いやすい位置についてプロからの視点で提案してもらうといいでしょう。

 

築年数20年以上、水回りのリフォームの事例についてのまとめ

 

「浴室」「洗面脱衣室」「トイレ」のリフォームについてよくあるリフォーム内容でご説明しましたが、これは築20~30年の水回りリフォームではよくあるケースです。

浴室のリフォームでは必ず、構造補強を含めた、補修工事の予算も初めから入れておくのが必要です。

水回りの箇所は築年数が経つほど、水によって腐食状態が広がっている可能性があります。

最初から補修工事の予算を入れてあれば、補修工事の追加予算が必要なくなります。

洗面脱衣所のリフォームは浴室リフォームと同時に行うことで、かなりお得になります。

トイレのリフォームは狭いスペースですが、機能性と快適性を両立させるために、

リフォーム会社とよく話し合いをして、決めたほうがいいです。

もっともプロの視点からの提案が必要な場所です。

 

この3つの水回りのリフォームとキッチンも加えて水回り4か所をリフォームされる方もいらっしゃいますが、一つの目安となりますのでぜひ参考にしてみてください。

自然素材の家を建てるメリット

自然素材の家を建てるメリット

シックハウスなどの環境破壊には自然素材の家を

自然素材の家とは、無垢材や漆喰などの自然素材を積極的に用いた化学物質を含まない建材で建てられた住宅のことです。

家を建てる建材に自然素材を使用して、接着剤や断熱材など、目に見えないすべての部分にも身体に安全なものを使い、シックハウス症候群やアレルギーの発症などの環境にかかわる病気になりにくくします。

シックハウス症候群の症状や原因

シックハウス症候群とは、住宅内の空気汚染が原因で発症する健康障害の総称です。
新築住宅に住みだしたり、家を新しくフォームしたりした時に建材から室内に発生する
化学物質が主な原因と言われており、次のような症状を引き起こします。

のど・目・鼻の粘膜の痛みやじんましん・湿疹などの皮膚疾患、疲れやすい、めまいや嘔吐を繰り返すなどの症状が1つだけでなく、同時にいくつもの症状が出るのを総称としてシックハウス症候群と呼んでいます。

病気自体の詳しいメカニズムはまだ解明されていませんが、自律神経系・精神系・気道系・消化器系などに重篤な症状が現れる場合もあるのです。

そのため化学物質などをほとんど使わない自然素材の家に人気が集まっています。

自然素材の家は「呼吸する家」

自然素材の建材は呼吸を続ける素材です。
吸湿・放湿性があり、湿度が高くなると湿気を吸い、乾燥しているときは湿気を放出するといったまるで呼吸をしているようなのです。

室内の湿度を一定に保つよう、自然素材自体が自動的に調整してくれるのです。
そのため、天然木を建材に使った家は湿度調節がしっかりとされていて、いつでも快適に暮らせるようになっています。また冷暖房を少し使えばすぐ快適になります。
冷暖房の使用を抑えることが出来るため、住宅の消費エネルギーを減らすことが出来ます。

湿気が家の中にこもらないので、気密性の高い家にありがちな結露がガラスにつかないのも特徴です。
当然ながら結露が原因の一つになっている、カビやダニの心配も少ないため、アレルギーやシックハウス症候群などの環境による健康被害になりにくくなっています。

自然素材の家は心地よさが感じられる

せっかく住宅を買い、新しく住まいになるのなら、やはり快適な空間で過ごしたいものですよね。特に、小さな子供がいればなおさらです。

例えば自然素材の無垢のフローリングは、合板フローリングのように足の裏がべとべとしないで、裸足で歩くことがとても気持ちよく感じられます。
また見た目においても、高級感のあるものや自然な感じがするものなど、安らぎえを与えて、気持ちをリラックスさせてくれる効果があります。

自然素材の壁

自然素材は湿度調節により、湿度の調整をしてくれています。そのなかでも壁が大きな役割を果たしています。
昔の日本では左官屋さんの仕上げによる自然素材の塗り壁が多かったのです。

左官材の中でも、代表的なものは珪藻土でしょう。
珪藻土は、植物性プランクトン(藻)が化石化したもので、昔から火に強い土として七輪の材料などに使われていた素材です。

珪藻土のメリットは断熱性が高く、保湿性も高いことと、調湿効果が高く、防音性もありことです。それは珪藻土の一番の特徴である、無数の孔が空いていることで、そのような効果があるのです。
珪藻土の特徴により、調湿効果が高く、夏の湿度の高いときは水分を吸収し、冬の乾燥時には湿気を空きだして湿度を調節します。そのため呼吸をする壁紙といわれています。

珪藻土は強くぶつけたり、こすったりするとはく離しやすいので、掃除機をかけるときには注意が必要です。大したことがないと思っても、こつんとぶつかっただけで、壁がはがれないまでもへこんでしまったりします。

しかし最近になると左官屋さんがコテを付けって寝る湿式の工法は工期が長く掛かることや職人の人件費が高いため敬遠され始め、代わって「乾式工法」と呼ばれる石膏ボードにビニールクロスを糊で貼り付ける方法が多用されるようになりました。

ビニールクロスには工期が短くてすみ価格も安いというメリットがあります。
しかし原材料がポリ塩化ビニールのため可塑剤や変色防止剤・カビ防止剤など様々な化学物質の添加が必要になります。

これらの含まれている化学物質はシックハウス症候群の原因になる恐れがあり、またポリ塩化ビニールは燃やすと有害なガスを発生するため、最近はまた日本古来の健康的な自然素材の壁材を見直されてきています。

自然素材の床

自然素材である無垢材をフローリングに使うのであれば、当然節があります。
サンプル材で見たときは節がなくて選んだのに、実際の現場では節が多いという風なことでトラブルが起きたりします。
しかし、自然素材のものを使うということはそのようなことはよくあることで、素材本来の味わいや効果は全く変わらないものです。逆に節が入ってることで風合いが増すこともあるのです。

日本人ならば天然素材という言葉の響きに心が動いてしまうのではないでしょうか。
無垢材を中心とした自然素材のフローリングに大変人気が集まっています。

天然木のシンプルな美しさと、家に住みながら森林浴を楽しんでいるかのような香りと住み心地の良さに、無垢材を使ったフローリングにあこがれる人は多くなっています。

ですがやはり天然素材と聞くと、値段が高いという印象があります。
では実際にフローリングリフォームに使われ天然材料について、その費用相場を調べてみます。

確かに無垢材は普及品の合板に比べると、ほとんどの商品で割高に思われますが、合板であっても、機能面を高めてもっと価格の高いものもあるのです。

天然木の風合いや見た目から、非常に高価な天然素材と思われている「無垢材フローリング」ですが、いくつかの弱点も持っています。

一般的に無垢材のフローリングといわれているのは、天然木の1枚板のことです。
1枚板は木材の質感が素晴らしいのですが、温度の変化や湿度によって、反りやねじれができやすく、ずっと使っていると反りやねじれが原因で継ぎ目に隙間が目立ったり、床が浮いて見えるようになります。

また無垢材のフローリングの表面は非常に傷に弱くて、椅子を少し引きずる、車いすやキャスター付きの家具を普通に移動させることによって表面に傷がついてしまうことがあります。

フローリングは見た目の美しさも大事なことですが、美しさを長持ちさせるためにも、フローリングの耐久性や傷がつきにくいということも重要になってきます。

通常の合板材は薄い板を何枚も重ねて作るため、フローリング材として無垢材に比べると、ねじれが少なく均一性の品質になっています。フローリングの表面部分を本物の木材で仕上げたり、樹脂コーティングをしたりすることで傷やへこみに強くしてあります。

無垢材で仕上げた床は、見た目にも住むにも大変心地いいものです。
これは天然木の香りだけではなく、実際に無垢の木材が湿度の出し入れ、呼吸することで、湿気を調節してくれるので、住む人にとって快適になっていくのです。

無垢フローリングを美しく長持ちさせるためには、やはり定期的なメンテナンスが欠かせません。フローリングの表面に傷がついた場合、表面を削って元のような床に戻し、定期的な天然原料のワックス掛けやメンテナンスで、フローリングの反りやねじれ、すき間といった床トラブルを防いであげる必要があります。

新築一戸建てを建てるには費用はいくら必要?

新築一戸建てを建てるにはどのくらいの金額が必要なのでしょうか。

新築一戸建ての購入にかかる費用のほとんどは土地と建物の建築費などがほとんどです。

土地や建物は場所や広さなどで金額が変わるので、様々です。

 

現金で購入するのでなければ、住宅ローンを組んで支払っていきますが、住宅ローンで賄えるのは土地や建物の金額です。

新築一戸建てを購入する場合はそれ以外にも諸経費がかかり、それらは住宅ローンに含まれておらず、現金で用意しておきましょう。

 

諸経費は仲介手数料や印紙税などの金額をいいます。

頭金とあわせて、これらの諸費用も、原則現金で先に用意しておく必要があります。

 

また、忘れがちですが建てた後の引っ越し、新居の家具、カーテンなどの費用や税金などもありますので、これらも現金で用意しておく必要があります。

 

つまり、新築一戸建てを購入しようと思い、資金計画をたてる際に、どこまでが住宅ローンで賄えるか、どこまでが現金で用意しておけばいいのかを把握しておかなければなりません。

ここを失敗すると無理のない支払計画を作れなくなってしまいます。

それでは、現金として支払う必要のあるものはどんなものでしょう。

 

売買契約時に買主が売主へ支払うものに手付金があります。

手付金とは普通であればそのままその代金は購入金額からひかれるのもですが、万が一契約後に何らかの理由で売買契約を解除する際に、手付金は返してもらえません。

業者のほうも売買契約がそのままキャンセルされてしまうと、大赤字になってしまうので、必要最低限の金額を保証してもらうということです。

大体一般的には住宅の売買代金の5~10%ほどの金額が手付金といわれています。

 

売買契約時には印紙代がかかります。

また、仲介手数料がある場合もあります。ある場合は仲介手数料もかかります。

 

物件の引き渡しまでに支払う費用は「残金決済」が行われ、買主から売主へ、売買代金から手付金を差し引いた残代金を支払います。頭金を別途支払っている場合は頭金も引いた後の残代金になります。

残代金を支払うのに住宅ローンを利用する場合は、住宅ローン契約書に貼る「収入印紙の購入」が必要です。

また登記費用や住宅ローン借入費用など、だいたい7~8%ほどといわれている「購入諸費用」の支払いも同時に行います。

それ以外にも住宅ローン借入費用には、事務手数料、ローン保証料、火災保険料などが含まれますが、内容や金額は借り入れを受ける、金融機関によって異なります。

 

住宅ローンを組むにあたって、金融機関で様々な条件が違うので、こっちの金融機関では審査が通らなかったが、こちらの金融機関では審査が通ったなどなどがあります。

当然ながら条件が厳しいほど借りるほうが有利で審査に通りにくくなっています。

 

そのため住宅ローンを借り入れる際にもしっかりと検討して、なるべく有利な条件で借りられるようにしたほうがいいです。

 

物件が引き渡されてから支払う費用があります。

当然ながら物件を引き渡された後に引っ越しをしなければならなく、引っ越し代がかかります。

また、生活をするため家具や家電など購入費がかかります。その中でもカーテン・カーペット・照明器具などはほとんどのみなさんが新築後1年の間に購入しています。

 

また土地や建物を取得してから半年~1年半後には、不動産取得税の納税通知書が届きますので支払わなければなりません。

不動産取得税とは、土地や建物を取得した際に、1度だけ課税される税金で、取得した不動産の価格×1/2を課税標準額とし、住宅の場合は、課税標準額の3%の金額を納めます。

 

床面積が50m2~240m2などの一定の条件を満たす新築住宅であれば、住宅の価格から一定額が控除される軽減措置もありますので、各都道府県の税事務所や仲介会社などへ問い合わせてみてください。

また、新築だけでなくリフォームや中古物件などでも軽減措置がありますので、確認をしてみてください。

 

以上が土地や建物の金額とは違う、諸費用になります。

住宅ローンとは別に現金で持っていたほうがいいものです。額が少ないからと思っても、まとまると結構大きい額になります。

 

 

住宅ローンを組む時にどのタイプを選んだほうがいいのでしょうか。

それぞれにメリットとデメリットがありますので、それらをよく見てみましょう。

 

全期間固定型は返済期間中ずっと初めに借りた金利が変わらないというのがメリットです。

他のタイプに比べると金利は多少高めですが最初から金利が同じということは、毎月同じ金額を返していくことで先を読みやすくなっています。

 

つまり、資産計画が立てやすく住宅ローンのほかに貯蓄やその他、レジャーなどに使う予定があえば金利の上昇がないので、安心感や安定感があるこのタイプを選べばいいでしょう。

 

デメリットとしては将来的に住宅ローンの金利が下がっても、ずっと金利が変わらないので恩恵は受けるでしょう。

 

固定期間選択型は決まった期間は金利が変動しません。

固定期間が過ぎると新たにタイプや金利などが決まります。

 

また、固定金利期間中の金利優遇キャンペーンなどを実施している金融機関を利用するとさらに低金利で借り入れができる場合があります。

 

デメリットとしては、ローンの借り入れを行った段階でローンの総返済額が決まらないので、長期間に渡っての返済計画が正確に立てられないことと、決まっている固定金利期間の終了後に金利が上がっていた場合は、前の固定金利期間に比べて、月々の返済額が増えてしまいます。

しかし、逆に金利が落ちていれば、月々の支払いが安くなってきます。

 

変動金利型では、借入期間中に金利の見直しが年2回実施され、多くの金融機関では、返済額の見直しが5年に1度実施されます。

 

また他の金利タイプの住宅ローンと比べて、金利が最も安く設定されていることがほとんどです。また、変動金利型で借り入れ中は、いつでも固定期間選択型に変更可能です。

 

メリットとしては、金利の変動に合わせて支払い金額が変動することになります。

つまり金利が低下すれば、それに伴い月々の返済額も下がることです。

金利がずっと下がっていくならば、その恩恵を最も享受できるのが、変動金利型です。

 

金利が変動しても返済額の見直しが5年に1度なので、5年間は返済額が変わらないということは、金利が上昇した場合には、月々の返済額のうちでも金利分が大きくなり、返済し続けても、元金が減りにくくなります。

 

また、金利が上昇し続けた場合には、返済額が金利分だけで上回る場合もあります。

 

返済期間が短い人や、金利が落ちた時点でまとまった額の繰り上げ返済ができる資金的余裕がある人なんかがこの金利タイプには向いているのかもしれません。

 

では、どのタイプの人気があるのでしょうか。

変動金利選択者はだんだん減少してきており、全期間固定型を選択する人が増加しているそうです。

固定期間選択型は金利の計算や総返済額がわからないことから増えもしないし、減りもしない状態です。

 

やっぱり全期間固定型は借入時に月々の返済額や総返済額が確定するので、借りるひとの安心感に加え、過去最低の金利水準をうけて、フラット35をはじめとする全期間固定型の人気が上昇しているそうです。

 

金利パターンはいくつかありますので、自分に合ったパターンでしっかりとした資金計画を立ててください。

それには多少難しいかもしれませんが、しっかりと情報収集をして、しっかりと考え、納得できるのが一番と思います。