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のびのびできる天井の高い家 高機密高断熱の家なら実現できる

戸建ての新築住宅におけるデザインでは、天井の高い家が増えています。その証拠に、住宅メーカーのCMでは必ずと言っていいほど天井の高いリビングや玄関の吹き抜けが登場します。

圧迫感の少ない高い天井は誰もが憧れる空間です。しかし、高い天井は冷暖房が効きにくいといったデメリットもあり、そのデメリットを解消するには「家の気密性」がポイントになります。ここでは、これから天井の高い家を建てる人はもちろん、すでに天井の高い家で不便さを感じている人へのアドバイスも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

1.天井の高い家のメリット

ハウスメーカーによる戸建て住宅の天井の高さにおける競争が熾烈です。

昔の天井の高さは 220cm が主流でしたが、今では280cm、もしくは3mもの天井の高さをアピールするハウスメーカーが増えています。

なぜここまで天井の高さを推しているのか?それには、天井が高いことにより次のようなメリットがあるからです。

1-1.家の解放感がアップする

まず、天井が高いと視覚的な空間の広がりを感じられます。天井が遠くまで広がっている光景は、部屋全体を広々と感じさせます。心理的にも圧迫感が軽減され、気分的にも良くなるでしょう。たとえ土地の狭い狭小住宅であっても、天井が高いことで部屋全体が広く見える効果があります。

また、高い天井は建築デザインや内装のアレンジの幅も広げます。天井の高さに応じて、大きな窓や壁面にアートや装飾を配置することもできるでしょう。上部に空間があることで、豪華なシャンデリアやインテリアアイテムも手軽に取り入れられます。

1-2.風通しが良くなる

天井が高いと、室内における風の流れがスムーズになります。高い天井は空間を広く感じさせるだけでなく、上部に熱気や湿気がたまりにくくなるため、自然な風の流れが生まれやすくなります

また天井が高い家では、温かい空気が上に上昇し、冷たい空気が下に沈むという自然の対流効果が生まれます。暖房や冷房装置を使用している場合でも、高い天井によって暖かい空気や冷たい空気がより均等に広がり、室内の温度差を緩和します。とくにサーキュレーターなどを使うと効果的です。

このようなことから天井が高いと、湿気やニオイの蓄積も抑えることができます

1-3.採光効果の向上、照明や音響効果も上がる

天井が高いと、より自然光を取り入れられるうえ、照明効果、音響効果の向上にもつながります。

天井が低い家 天井が高い家
採光効果 限られた自然光の取り込みしかできない 多くの自然光を取り込めるため、部屋全体が明るくなる
照明効果 照明の範囲が制限される 取り付ける照明の選択肢が増え、光の範囲が広がる
音響効果 反響や残響が増えやすい 音が広がり拡散する。音響効果が高い

天井が高い家では、大きな窓や開口部を設けることができるため、より多くの自然光を室内に取り込むことができます。天井の高さによって光が広がり、室内全体が明るく照らされるため、採光効果が向上します。そのうえ照明器具を高い位置に設置することができるため、光が反射・拡散されて、室内全体をさらに明るくすることもできるでしょう。

また天井が高いと音響効果が向上します。これにより、音楽や映画鑑賞時には高い天井が臨場感も上げてくれるでしょう。

2.一方で天井が高いとデメリットもある

 

ただし、天井が高いことによって生まれる弊害もあります。以下は、天井が高いことで生まれる4つのデメリットです。

冷暖房効率の低下:

天井が高いと、室内の温度が上昇しやすくなる可能性があります。暖房や冷房の効果が天井の高さによって拡散されるため、効率が低下しやすいです。これを防ぐためには、シーリングファンやサーキュレーターを使う必要があります。

高いメンテナンスコスト:

天井が高い場合、天井や照明器具などのメンテナンスや修繕が難しくなります。高い場所へのアクセスや作業が困難であるため、メンテナンスコストや手間が増えるケースも多いです。

インテリアが下手だと殺伐とした印象になる

:天井が高いと、天井から床までの高さが増えます。家具や装飾品の配置を工夫しないと、上部の空間がなんだか殺伐とした印象に。効率的な空間利用が難しいと感じる人もいます。

照明の消費電力が上がる:

天井が高い場合、広い範囲を照らすために多くの照明器具が必要になるケースも。照明の消費電力が増加することで、電気代が上昇することも考えられます。

天井の高い家に住む場合は、上記のようなデメリットも考慮する必要があります。

3.天井の高い家にするには、家の気密性を上げることがポイント

 

天井の高い家が流行っている一方、高い天井は冷暖房の効き目が悪くなったり、照明の消費電力が上がったりするデメリットもあります。このような欠点を解消するには、家の気密性を高めることがポイントです。

これから天井の高い家を建てる人はもちろん、すでに天井の高い家で不便を感じている人も、ぜひ次の紹介する家の気密性を高める方法を実践しましょう。

3-1.樹脂製のサッシ、窓も気密性の高い製品にする

アルミサッシの場合は、ぜひ樹脂製サッシへの交換を検討しましょう。樹脂は金属よりも熱伝導率が低く、断熱性に優れています。そのため、樹脂製のサッシを使用することで、室内と外気の熱の移動を抑えることができます。さらに樹脂のサッシは、形状や色彩のバリエーションも豊富で、デザインの自由度が高いです。

また、窓も昔ながらの1枚だけのものではなく、複合ガラスや断熱ガラスがおすすめです。気密性の高い窓を選ぶことで、外気の侵入や室内空気の漏れを抑えることができます。これにより、天井の高い家でも冷暖房効果が向上し、エネルギーの節約にもつながります。

3-2.玄関ドアは片開きのほうが気密性は高い

片開きの玄関ドアのほうが、開閉時には一つのドアパネルがしっかりと閉まります。このため、開け閉めの際に外気や風が侵入しにくく、気密性が保たれます。その一方、両開きのドアでは、二つのドアパネルが開かれるため、開閉時に一時的に気密性が低下します。両開きのドアは車いすが通りやすいなど、バリアフリーの観点からメリットが高いです。しかし気密性の観点からいうとデメリットがあることを覚えておきましょう。

3-3.縦すべり窓や滑り出し窓を検討する

 

家の断熱性が劣る原因の多くは窓です。そのため近年では断熱性を上げるため「縦すべり窓」や「滑り出し窓」が増えています。

この窓は、窓の軸がスライドし、左右どちらか一方に回転する窓です。一般的な窓とは違い、スライドして開けることは基本的にできませんが、閉めた時の気密性が高いのが特徴です。部屋の明るさをアップしたいときには、縦すべり窓を同じ壁面に複数設置することも可能です。近年では気密性を重視した窓がどんどん開発されているので、ショールームなどに足を運んでみても良いでしょう。

3-4.高気密住宅にリフォームする

古い家の中には天井が高いのに、気密性が悪くて冬はとても寒いケースもあります。そのような家は、高気密住宅へのリフォームも検討しましょう。

家全体を高気密にリフォームするのは難しくても、せめて壁だけ、床だけといった施工でもある程度の効果はあります。以下は、高気密住宅にリフォームする際の大まかな価格と日程です。

費用の相場 工期
壁の断熱リフォーム 1万円~ / m2 2週間~
天井の断熱リフォーム 5,000 / m2 2日~
床の断熱リフォーム 5,000 / m2 2日~

費用や後期はあくまで目安であり、家の広さや施工内容によって異なります。例として、約60100平方メートルの屋根裏に断熱材を敷くリフォームの場合、は約15万円~30万円の費用が掛かることが多いです。

ただしコストをかけて高気密住宅にすれば、高い天井でも気温変化の影響を受けにくくなり、室内の気温を一定に保つことができます。冬でもトイレや浴室、玄関などの空間も温かく、建物内の気温差も少なくなるでしょう。ヒートショックのリスクも減ることから、健康面でもメリットがあります。

まとめ 天井の高い家は気密性が大きく関連している

 

天井の高い家は、さまざまなメリットをもたらします。高い天井は、空間の解放感や明るさを生み出し、心理的な快適さを提供します。また、天井の高さによって風通しも良くなり、室内の空気の循環が促進されるでしょう

しかしその一方でデメリットもあり、高い天井による熱の上昇や保温性の低下、インテリアの調和の難しさなどが挙げられます。

天井の高さを活かすためには、気密性が重要な要素です。気密性の高い二重窓や縦すべり窓の設置、樹脂製のサッシを導入したり、家全体を気密性の高いリフォームにする必要もあるでしょう。

天井の高い家は、快適な生活空間を提供する一方で、エネルギー効率や調湿性にも配慮する必要があります。これから天井の高い家を検討している人は、ハウスメーカーのいうメリットばかりを鵜呑みにせず、注意点も見越したうえで慎重に検討しましょう。

コストがかかる24時間換気システム/取付は義務?

 

24時間換気システムは、「取り付け費もランニングコストもかかる。換気ということは暖房で暖めた空気やクーラーで冷やした空気を外に逃がしてしまうのでは?」とデメリットに目が向きがちです。

 

しかし、このシステムが義務化しているのには大切な役割があります。今回は、24時間換気システムについて紹介させていただきます。

 

1.24時間換気システムとは?

24時間換気システムとは、その名のとおり、24時間体制で家の中の換気を行うシステムのことを言います。これには、室内の空気をきれいに保つことや、湿度を適度に守り結露を防止したりする効果があり、2005年の法改正で「新築住宅を建築する際には24時間換気システムを設置すること」が義務化されています。

 

一言に24時間換気システムといっても、その歓喜の種類は第一種換気方式、第二種換気方式、第三種換気方式の3つがあります。それぞれの換気システムの特徴を知っておくことが大切です。

 

1-1.第一種換気方式

第一種換気とは、給気と排気それぞれにファンを使用し、換気を行う方法です。

 

大きなメリットとしては、取り入れる空気の熱をコントロールしてくれるため、真夏や真冬など、外気温によって部屋の温度が左右されにくいという効果があります。デメリットとしては、設置、維持費、メンテナンスなどにおいて、ほかの換気方式と比べて一番コストがかかるという点です。

 

1-2.第二種換気方式

第二種換気は給気のみをファンで行う方式です。

 

ファンによって、強制的に給気を行うことで、自動的に家の中の空気が排気口から押し出され、元からあった空気は自然に排気されるという仕組みを取った換気方法です。第二種換気方式は一般住宅に使われることは少なく、主に病院や施設のクリーンルームなどに使用されることが多い換気方式となっています。

 

1-3.第三種換気方式

第三種換気は、第二種換気と逆で、排気のみをファンで行い、それによって自然と給気がされるという換気方法です。ファンで排気することによって、家の中の空気が減ってしまうため、それによって自然と給気口から新しい空気が入ってくることになります。一般家庭においては、この第三種換気方式が一番一般的に採用されています。

 

第三種換気方式の一番のメリットは、設置、維持、メンテナンスの面においてすべてほかの換気方式と比べるとコストが安いということです。一般住宅に一番取り入れられている理由は、このメリットが大きいからといえるでしょう。

 

特に、現代の住宅に多い高気密の家は、家の中の空気を逃がさない構造になっているため、あえて必要な分だけファンで排気をするという第三種換気方式がおすすめといわれています。ただし、この換気方法のデメリットとしては、給気の際に熱交換の機能はないため、真夏や真冬には暑いまたは寒いと感じることがある、といったことが挙げられます。

 

2.24時間換気システムはどうして必要?

2005年の法改正以降、家を建てる際には24時間換気システムが義務化されています。ではなぜ、24時間換気システムが義務化するまでに至ったのでしょうか。

 

2-1.24時間換気システムを設置することで期待できる効果

ここ数年では、建築技術が上がり、高気密の家の性能がどんどん上がってきています。それに伴い、逆にあえて換気をしっかりと行わなければ、家の中の空気の入れ替えができず、汚れた空気が滞留してしまうなどのトラブルも発生しかねません。

 

これらの背景をもとに、24時間換気システムを設置することが義務化されています。具体的にどのような効果が期待できるといわれているのか、主な理由を以下にあげます。

 

2-1-1.シックハウス症候群の予防

シックハウス症候群とは、家を建てる際の資材に含まれる化学物質が、住みだした後も家の中の空気中に排出され、そこに滞在してしまうことでその空気を吸った人がめまいや吐き気などの健康被害を起こす症状のことを言います。24時間換気システムが義務化されていない時代には、このシックハウス症候群が大きな社会的問題にもなりました。

 

24時間換気システムを行うことによって、建材などから出てくる身体に有害な物質を外に追い出し、家の中の空気中に滞留させない、人の身体にできるだけ取り入れられないようにするという効果が期待できるのです。

 

2-1-2.結露、カビの防止

冬場は特に、室内や家の基礎部分などの家の内部で発生した水蒸気は、適切に排出される場所がないとそのまま冷やされ、思わぬところで結露を起こしてしまいます。結露ができる状態が慢性化してしまうと、住宅はダニの巣窟になってしまったり、木の柱を腐らせてしまったりと、人にとっても家にとっても良いことがありません。

 

24時間換気システムを使うことで、空気の入れ替えと同時にこもった湿気も排出してくれるため、結露のできにくい環境にしてくれるのです。

 

2-2.24時間換気システムは止めてはいけない

空気の汚れや湿気の多さは目に見えるものではありません。だからこそ、逆に24時間換気システムの効果というのは実感することは少し難しいかもしれません。

 

そういったこともあり、「寒い」「換気するための電気代がもったいない」などの理由で24時間換気システムをわざと止めてしまう人の話も聞きます。でも、24時間換気システムは止めてはいけません。

 

前述のとおり、24時間換気システムは、シックハウス症候群の予防やカビ、結露の防止などといった、人にも家にも大切なことなのです。今の家は高気密となっており、自然に家自身が呼吸することは難しくなっています。そのため、「あえて家の換気をさせる」という意味で、2005年からシックハウス法で義務化されているほどなのです。

 

法律で義務化されているほどの理由がそこにはあるということを理解し、24時間システムを止めてしまうことのないようにしてください。

 

さいごに

24時間換気システムが義務化された裏側には、シックハウス症候群などの深刻な社会的問題から、家の中の結露や湿気に対するものまでさまざまな事情があってのものです。湿気の滞留は家の寿命も短くしてしまいかねません。

 

寒いなどの理由から、自己判断で換気システムを止めたりせず、しっかりと24時間換気システムを使用していくことが人にも家にも大切なのです。

 

お風呂のリフォームのタイミングってどんな時?

お風呂は体だけではなく気持ちも癒してくれる大切な場所です。お湯につかって一日の疲れを取りたいと思っても「寒くてお湯があっという間に冷めてしまう」「長年の間についてしまった落ちない汚れがある」「床が滑りやすい」などのストレスを感じている事はありませんか?では、実際にお風呂のリフォームとはいつ頃がベストなタイミングなのでしょうか。

 

1.お風呂の寿命とは?

そもそも、お風呂はどれくらいの期間で寿命を迎えるのでしょうか。

 

1-1.給湯器の寿命はどれくらい?

給湯器は、ご家庭によってお風呂に毎日入る方やシャワーだけで済ます方、ご家族の人数などによっても使う頻度に差は出ますが、大体が10年~15年が寿命だといわれています。これも個人差がありますが、目安として、10年ほど経っていれば、寿命となるサインが出てきていないか、気を付けてみておくほうがいいでしょう。

 

1-2.給湯器の切り替えのサインは?

では、具体的にどのような症状が出たら給湯器を切り替えるほうがいいのでしょうか。代表的な症状を3つ紹介させていただきます。

 

1-2-1.お湯がぬるい

給湯器の寿命が来ると、火力が弱くなってしまい、設定した温度まで上がりきらず、出てくるお湯がぬるいという症状が現れます。大体の方が、「最近、お湯がちゃんと出ない…」とこの症状で給湯器の寿命に気が付きます。

 

1-2-2.温度が一定でない

お湯がぬるいのとほぼ同様ですが、火力の調整がうまくいかず、お湯の設定温度に合わせることができずに熱いお湯が出たり急に冷たくなってしまったり、という症状です。寒い冬にシャワーを浴びていたら急に冷水になったりしたら大変ですし、お年寄りでしたら身体の負担も気になるところです。

 

また、熱湯が急に出てきたらやけどをしてしまう危険性もありますから、このような症状に心当たりがある方は一度業者の方に見てもらうことをおすすめします。

 

1-2-3.給湯器から黒い煙が上がる

給湯器から白い煙が上がることは、通常の動作でもありますが、黒い煙が出るのは故障のサインです。このような場合は火災や、一酸化炭素中毒になる恐れもありますので、すぐに使用を中止し、業者の方に連絡をしましょう。

 

1-3.そのほかの部分のリフォームのサイン

給湯器以外の部分で、お風呂のリフォームの時期をお知らせするサインは、以下のような症状があります。

 

1-3-1.浴室内の壁や床、浴槽などにひび割れができている

昔は、お風呂にはタイルを敷き詰めて、目地を塗っている構造のものが多くなっていました。そのようなタイプのお風呂もまだ多く残っているでしょうが、それらのタイルが割れてしまっていたり、浴槽に日々が入っているなどの場合は、けがの恐れもありますから、リフォームのサインといえます。

 

1-3-2.浴室内のとりきれないカビがひどくなってきた

浴室はただでさえカビが繁殖しやすい場所です。日ごろのお手入れはもちろんですが、換気の問題もありますので、掃除が追い付かず、カビがひどくなってくるようでは健康被害も怖いものです。

 

お風呂のカビがひどくなってきて、とりきれない…と思ったら、リフォームを視野に入れましょう。

 

1-3-3.築20年近くなっても、お風呂のメンテナンスを一度もしていない

水回りはどうしても傷みが早く、メンテナンスが必要になります。早い場合には10年15年ほどで調子が悪くなってしまうこともありますが、もし今なんの問題もなく使えていると思っていても、ここ20年の間全くメンテナンスを行っていないという場合は、リフォームを視野に入れるべきでしょう。

 

2.お風呂のリフォームについて

実際にお風呂をリフォームする場合について詳しく紹介させていただきます。

 

2-1.最新ユニットバスのメリット

まず、最新のユニットバスに交換することでどのようなメリットがあるのでしょうか。代表的な3つのメリットを紹介させていただきます。

 

2-1-1.滑りにくい床で安全対策

今は、乾きやすく滑りにくい素材や加工が施されている床が主流となっていて、誰かが入った後、二人目三人目の方でも足元が滑りにくいように床に工夫がされています。

 

小さなお子様やご高齢の方がいる場合は特に、足元が滑ると大事故になりかねません。最新式のユニットバスであれば、滑りにくい床を使っているので、転倒事故の防止につながり、安心です。

 

2-1-2.ヒートショック対策

昨今では大きく取り上げられているヒートショック問題ですが、最新のユニットバスでは、ユニットバス自体をぐるりと断熱する構造のものもあり、ヒートショック対策にも優れているものが多くなっています。

 

ご高齢の方がいる場合は特に、ヒートショック対策といった視点からも、最新式のものに変えることをおすすめします。

 

2-1-3.エコユニットバスで電気代節約

最新のユニットバスは保温機能がとても高く、寒い冬の日に入れたお風呂でも、最後の人まで暖かいように断熱構造などが施されています。これにより、家族全員満足して暖かいお風呂に入ることができる上に、電気代まで節約できる、家庭にも家計にも優しいというメリットがあります。

 

2-2.リフォームにかかる費用について

気になるお風呂のリフォーム費用について紹介します。

 

2-2-1.お風呂リフォームの費用相場

お風呂のリフォームは、メーカーや規模によって個人差はありますが、大体の目安としては戸建ての場合で100万~150万円ほどといえます。値段を重視するのか、メーカーを重視するのか、といったところや、最新のものなのか、一つ型落ちのユニットバスにするのかなどによっても値段は変わってくるので、内容をしっかり確認し比較しあうのがおすすめです。

 

2-2-2.受けられる助成金

「住宅ストック循環支援事業」をご存知でしょうか。簡単に言えば、家を買う場合又は現在の家をリフォームする場合に、エコリフォームと認められる内容であれば、国が補助金を出してくれるという制度です。

 

その中に、「高断熱浴槽の設置」「高効率給湯器の設置」「節湯水栓の設置」などもありますので、内容によっては補助金を受けられる可能性もあります。補助金を受けるには細かい規定がありますが、もし適応されれば最大で24,000円の補助金を受けることができますので、見積もりの際に対象になるかどうかも業者の方に聞いてみるのをおすすめします。

 

まとめ

お風呂のリフォームをすることで、お風呂場がぱっと明るくなり、日々の疲れをいやすのに最高の空間へと生まれ変わることでしょう。ちょっとお風呂の調子が悪くなってきたな、と思ったら早めに業者の方に見てもらうことをお勧めします。

家を建てる時に後悔したくない!安全で使いやすいコンセントの位置とは?

家を建てる時は人によって様々な希望があります。しかしあまり意識されない事なのか「この位置にコンセントを用意して欲しい」というご希望を申される方はほとんどいません。ところがこのコンセントの位置が非常に重要であり、後で「ここにコンセントが無い…」という後悔する方が多いのです。

 

家を建てる時に重要な事は数多くありますが、あまり意識されにくい「コンセントの位置」も家作りにおいて重要なのです。今回はこの家を建てる時に意識しておきたいコンセントの位置についてご紹介しますので、これから家を建てる方は理想的な家の「どこにコンセントがあればいいか?」を一度考えて見ましょう。

 

1.コンセントの種類について

コンセントの位置を考えるにあたり、まずはコンセントの種類を把握しましょう。これらのコンセントがどのような家電に必要であるか?また、コンセントがもっと必要になりそうな場合は建築前にその旨を伝えなければ、電気が必要であっても近くにコンセントが無いと言う事が起きてしまい、延長コードを買って対応する事になってしまいます。

 

しかし、延長コードがあるとお年寄りや子供が足を引っ掛けて転倒する原因にもなりかねません。また、コンセントにはガスやテレビの電波を受信する専用コンセントもありますので、これらのコンセントの位置を考えるのも大事です。

 

1-1.コンセント – 100V –

(画像番号:66477940)

 

||の形状をした一番良く見るタイプのコンセントであり、最も必要とされるコンセントです。今や電化製品が沢山あるこの世の中、この100V電源コンセント不足で悩む人もいるほどであり、コンセントの差し込み口が足りないために遠くのコンセントから延長コードで延ばしたり、タコ足配線で増やしたりして対応している方もいるでしょう。また、物置や屋根裏部屋にも掃除をする際に必要である事が多いため、これらの場所にも1つ設置するのがオススメです。同時に「あの場所に無い!」と言う事で後悔をさせてくれやすいコンセントでもあるので、設置位置はしっかりと検討してください。

 

1-2. コンセント – 200V –

差込口がまるで鼻のある人の顔をしたかのような形をしているコンセントであり、主に大型のエアコンや食器洗い乾燥機、IHクッキングヒーター等の電力を大きく必要とする家電には必須と言える電源コンセントです。特にこのコンセントはキッチンや広いリビングに大型のエアコンを設置する時に必要とされます。

 

1-3.テレビコンセント(TVコンセント)

テレビを見るにはテレビ自体に必要な100Vの電源と、テレビの電波を受信するための専用コンセントが必要です。そのため、テレビを見る予定がある場所が家族の集まるリビング以外にも必要な場合は、その旨を伝えなければなりません。また、最近ではCS用のテレビコンセント、さらにオンデマンド放送やインターネットで配信されている映画を見る方向けにLANコンセント付きのコンセントまであります。もしも、CS放送やオンデマンド放送にも興味がある場合は、それらのコンセントも必要である旨を伝えなければ、施工完了後にこれらのコンセントが無いととても不便ですので気をつけましょう。

 

1-4.ガスコンセント

ガスコンセントはガスを使用する器具にガスを供給するためのコンセントです。主な使い道としてはガスファンヒーターを使用する時に必要となります。もしも、ガスファンヒーターを愛用しているのであればどこにあったほうが良いかしっかりと検討してください。

 

1-5.LANコンセント

今やインターネットは各家庭でも必須と呼べるほどの存在となっており、LANコンセントの存在もかなり大きな物となっています。また、LANコンセントはパソコンだけでなく、テレビのオンデマンド放送、ゲーム機もインターネットに接続して世界中のプレイヤーと一緒に遊べる時代となったため、LANコンセントも重要な存在になりつつあります。そのため、LANコンセントが足りない場合、差込口があるところまで線を繋げなければなりませんので、将来的に必要になりそうな場所に設置する事も検討しましょう。

 

2.コンセントの位置について

コンセントの位置というのは設置場所もですが高さも意識しなければなりません。例えば抜き差しを頻繁にする電化製品を使う場合、足元にある電源コンセントだと毎回しゃがまなければなりませんのでとても煩わしいです。逆に胸元ぐらいの高さにあるコンセントであれば抜き差しも容易ですので、毎回しゃがむ必要性がなくなります。ただし、高い位置にコンセントがあると、変に目立ってしまうので来客があった時も想定する事が必要です。

 

2-1.高い位置にあるべきコンセントはエアコン・洗濯機・トラッキング防止用

エアコンのコンセントを差し込む場所がかなり下の位置だったりするとコードが足りない(家庭用エアコンの電源コードはエアコンの設置位置の近くにコンセントがある事を想定しているので長さに余裕があまり無い)ため、基本的には高さ180cm以上の位置に設置するのが望ましいです。そしてトラッキングという聞きなれない言葉が出ましたが、これは埃がコンセントの差込口に溜まる事で発火が起きる可能性がある現象の事です。

 

特に冷蔵庫は電源を滅多に抜く事はありませんので、低い位置にコンセントがあると埃が溜まりやすくなって火災の原因になります。そのため、冷蔵庫の大きさにもよりますが、ファミリー用の大きな冷蔵庫であれば高さ180cm以上の場所にコンセントがあるとトラッキング防止になります。また、洗濯機も水分が飛びやすいため、床から100cmほど高い位置にあるのが理想とされています。

 

2-2.掃除機用に少し高めのコンセント

掃除機を毎日使用する場合は頻繁に抜き差しするのでコンセントの位置は少し高い場所にあると、腰の悪い人はしゃがまなくて良いのでとても楽です。しかし、高い位置にコンセントがあると変に目立つのが気になったり、お客さんが来た時に視線を集めてしまいます。高い位置にコンセントがあるのが不恰好だと感じるのであれば、照明スイッチとコンセントが一体型になっているのがオススメです。これは照明スイッチの蓋を開けると中にコンセントがあり、照明スイッチの高さでコンセントの抜き差しが出来るため、掃除機のように一時的に使う電化製品のコンセントの抜き差しが楽になります。

 

まとめ

家を建てる時に中々意識されにくいコンセントの数と位置ですが、こちらも真剣に考えないと後で「コンセントの数が足りなかった!」「あの位置にコンセントが欲しかった!」という失敗が後を絶ちません。そのため、コンセントの位置についても「将来的にもっと必要になるかもしれない」という場合も想定して、コンセントの位置をしっかりと考えましょう。

散らかりがちな玄関の靴と物【ライフスタイルに合わせて収納を考えましょう】

玄関はものが散らかりやすいものです。これは玄関の特性から言っても仕方のないことではあります。だからといって散らかしっぱなしにはしてはいけません。そんな玄関の収納をなんとかしたいと考えている方はぜひ最後まで記事を読んでみてください。

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1.玄関に物が散乱してしまう

玄関は自然と散らかっていくものです。しかし、どうして玄関は散らかりやすいのでしょうか。散らかってしまう原因を知っておけば対策も考えやすくなります。

1-1.ものが集中する

玄関には実に色々なものが置かれます。仕事や趣味など用途にあわせた靴はもちろん、傘や趣味用品なども置おいてあります。そもそも玄関に靴箱以外でたくさんの収納スペースがある家はあまり多くありません。そのため、物があふれてしまうのです。

1-2.家選びの際に盲点となりがちな収納

家選びをする際には間取りばかりに気を取られてしまい、余り注目されないのが玄関の収納性です。しかし、実際に住み始めてみると「玄関の収納が全然足らない」といったことに気づくものです。特に子供が生まれるなどして家族が増えると、急に玄関が散らかってきます。こういったことも玄関が散らかりやすい理由なのです。

1-3.玄関は拡張しにくい

玄関は基本的に余裕が少ないものです。他の部屋であれば「部屋を繋げる」などして拡張もしやすいものですが、玄関は必要最低限の幅・容量しかないという家が少なくありません。これは玄関が広すぎると「暖気性に影響を与える」といったことがあるからです。また、前述したように家選びの際に玄関の収納性を気にする人が少ないのも影響しているでしょう。

1-4.収納グッズが問題を悪化させることも

玄関が散らかってくると色々な収納グッズを取り入れるものですが、収納グッズ自体もスペースを取ります。そのため、収納グッズを置いているだけで玄関がより散らかって見えるなんてこともあるのです。また、収納グッズも万能というわけではなく、靴箱を多段化するにしても、ものを吊り下げておくにしても限りがあることを知っておきましょう。

 

2.玄関が散らかって見えるデメリット

玄関が散らかっていると実に色々なデメリットがあります。それは単に玄関が使いにくい、ということだけに留まらないのです。そんな玄関が散らかって見えることで被る不利益についてご紹介しましょう。

2-1.玄関が散らかっているとこんなところにも

玄関は家の”顔”です。来訪者などが最初に目にすることもあり、玄関が汚いと、”室内も汚いのでは”と思われてしまいます。ここで知っておいていただきたいことが「玄関が散らかっている住宅は他の部屋も散らかりやすい」という事実です。これは「玄関が散らかっている=他の場所も散らかっていても良い」という意図しない刷り込みが関係していると言われています。いずれにせよ、玄関から家が散らかっていくことがあるということを押さえておきましょう。

2-2.他にもあるこんなデメリット

玄関はその住宅に住んでいる人全員が利用するものです。そのため、玄関が散らかってくると住宅の機能性にも影響が出てきます。玄関が汚れていると”事故”が起こりやすくなるという例もあります。玄関が散らかっていると避けようとして段差に躓いてしまう、なんてことが起こりやすいのです。特に仕事などで疲れて帰宅すると、注意も散漫になります。そんな際に玄関が散らかっていると気も休まらないばかりか、置かれているものに足を取られてしまうこともあるでしょう。

 

このように玄関が散らかっていると良い事がありません。工夫して散らからないように気をつけていくことが大切です。これだけ多くのデメリットが有ることを知れば、玄関収納の大切さを本気で考えるきっかけにもなる筈です。

 

3.ライフスタイルに合った玄関の収納:玄関の収納のコツとは?

玄関の収納を考えることは家族のライフスタイルを考えることでもあります。ライフスタイルが家庭毎に違うように、どこに何を置いていけば良いのかはそれぞれの家庭によって違います。そのため、まずは玄関の収納を工夫する前にこのことを認識しておきましょう。

 

例えば趣味が多い家庭であれば、趣味用の物品を置くスペースを設けるというのも良いでしょう。このようにライフスタイルに合った収納を心がけていけば、一気に玄関も綺麗になります。他にも収納のコツはありますが、そんなポイントを紹介しましょう。

3-1.多くの人がまず利用する100円均一グッズ

100円均一ショップには色々な収納グッズが売られています。例えば、靴箱を多段化するもの、省スペース傘置きなどがありますが、こういった100円均一グッズは基本的にあまり丈夫ではありません。使っている内に壊れてしまい買い直さないといけないことも増えてきます。買いなおすことが面倒になり散らかしたままなんてこともでてきます。100円均一できれば収納グッズを購入する際にはなるべくしっかりしたものを購入するようにしましょう。

3-2.まずは定めたい”収納責任者”

靴箱の収納は個人任せというご家庭が多いと思います。玄関の容量が多ければこれでも問題はないですが、玄関が狭い場合は個人任せだと上手くいきません。だからこそ、家族の中で誰が玄関の収納を考えて担当するのかといった”収納責任者”を定めておくと良いでしょう。収納ルールも1人の人が考えるようにすれば、より効率的に玄関を利用していくことができます。

3-3.基本の「定位置化」と「不要品の保管」

玄関の収納では収納グッズの活用以前に「ものを置くべき場所を定める」ことが肝心です。どこに何を置くか決めるだけでも簡単にスペースの有効活用ができます。また、見た目も良くなります。加えて、要らないものを見極めて倉庫などに保管することもポイントです。例えば、1ヶ月履いていないような靴は倉庫行きで決まります。

3-4.緊急の収納スペースは便利

「緊急の収納スペース」も靴箱の一隅などに設けておくと良いでしょう。こういったスペースがあれば急に来客がたくさん来た際や、置物を置きたくなった場合などにも活用していけます。しかし、これは「何でも置いて良いスペース」ではありません。飽くまで他の収納スペースがどうにもならなくなった際に一時的に対処するためのスペースであり、気軽に使わないようにすることが肝心です。

3-5.収納も楽しむ事が大切

このような収納が面倒になってしまうと、収納をしていくのも辛くなります。だからこそ、収納は楽しむ事が大切なのです。収納を楽しむためは、収納前の散らかった写真を取っておき収納後と比較してみたり、収納ブログなどを立ち上げてみるのも良いでしょう。

 

置物や敷物などを取り入れることも良いでしょう。収納性が余りに良くても、彩りやおしゃれに欠ける玄関は見ていてあまり楽しくありません。そのため、お気に入りの置物を置いたり、カラフルな敷物を敷いて玄関を演出すると良いでしょう。

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まとめ

散らかっている玄関は工夫次第で改善してくことができます。とはいえ、「少し時間が経つと玄関がまた散らかってしまう」という場合には、散らかってしまう根本の原因を探してみることがおすすめです。この記事が玄関を片付けたいと考えている人の役に立てば幸いです。

今注目を集める中古住宅リフォームとは?

今注目を集める中古住宅リフォームとは?

具体的なメリット・デメリットと不安要素の回避方法について

 

ほとんどの人の場合、人生の中で一番大きな額の買い物は、自分が住む家を建てる時になるのではないでしょうか。年齢や時期は人それぞれ違いがあれ、「夢のマイホーム」という言葉もある通り、「家を建てる」という決断は、一生に一度の大決心となるものです。

そんな大切な機会であるからこそ、また、その後一生住み続けるものであるからこそ、建てる家は出来る限り自分の好みに合った、自分の要望通りのものにしたい、と思うのが当然ですよね。

かといって、交通の便や周囲の住環境まで考えると、全く自分好みの家を新築で建てるということは、思った以上に大変なことです。ゼロから人が住む家を作り上げていくのですから、それだけ手間も大きくかかりますし、金額もかさんでくることになります。

いくら一生に一度の買い物とは言え、同じように自分の要望を反映したものが手に入るのであれば、出来るだけ安い値段で手に入れたいと感じるのも人として当然の心情です。

そんな世間の声もあってか、近年、中古住宅リフォームという形式で自分の家を持つ方法が少しずつ人気を博しています。

中古住宅リフォームとは、土地を購入してそこに新築の物件を建てるのではなく、既に立っている住宅を中古で購入し、入居前にその物件にリフォームを行い、自分好みに作り変えた上で住む、という形式を指します。

これから持ち家を持つことを考えている方に対しては、非常におすすめしたい方法なのですが、新築の場合に比べて具体的なメリットはいったいどんなものがあるのか?また、中古の住宅を購入することならではの不安などはないのか?と言った点がやはり気になってくるところではないでしょうか。

そこで今回は、そんな中古住宅リフォームについての疑問について、詳しくお答えしたいと思います。

 

 

1.中古住宅リフォームのメリットは?

新築を立てるのではなく、中古住宅を購入しリフォームをする際のメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。次にあげることが全てではありませんが、何点かご紹介します。

 

1-1.割安な値段で自分好みの家を作ることが出来る

まず最大のメリットとして挙げられるのが、新築の場合よりもかなりの割安で住宅を購入することが出来るという点です。国土交通省が発表している資料(国土交通省「平成24年度住宅市場動向調査」)によれば、マイホーム購入者の資金総額の平均値は、注文住宅で3614万円、分譲住宅で3597万円となっているのに対し、中古住宅の場合は2192万円という数値になっています。これは、住宅の購入自体に必要な資金において1500万円近い差が出るということです。

対して、欲しい設備や家の規模にもよるものの、一般的に全面リフォームに必要な資金の相場は、500~700万円とされていますから、全面的に大規模なリフォームを行ったとしても、中古住宅を購入するほうが新築に比べて800~1000万円程度安く済むという計算になります。

同じ条件でそれだけ安く済むということは、同じだけの予算でワンランク上の立地条件や広さのある家を手に入れることが出来る可能性もあるという風にも言い換えることが出来ます。この資金面での強みは、中古住宅リフォームという形式を選ぶ理由として非常に大きな部分を占めているのではないでしょうか。

 

1-2.同じ土地の広さでもより広い家が手に入る可能性も

もう一つの大きなメリットとしては、少し条件は限られますが、新築する場合に比べて、中古住宅のリフォームを行う場合、同じ広さの土地に建てた物件であっても、リフォームする場合の方が家内部の床面積を広く確保できる可能性があるということです。

こちらは家の建て替えとリフォームの比較の際によく言われることなのですが、新たに家を建てる場合、その物件の建ぺい率(敷地面積に対する建築面積)や容積率(敷地面積に対する建築物の延床面積)といったものの制限は、家を建てるその時に施行されている建築基準法によって定められている数値に則ることになります。

しかし、中古住宅を購入した場合であれば、その物件は新築された時点での建築基準法に基づいて建設されており、増築を伴わない改築であれば新たに基準を適用しなおす必要がないため、多くの場合現在の基準よりも建ぺい率や容積率を高いままに保つことが出来ます。

これは建築基準法の定める建ぺい率や容積率の規定が年々厳しくなっている傾向にあるため起こることであり、そのため「建て替えを行ったら家が狭くなってしまった」というようなことが度々発生してしまうのですが、中古住宅リフォームという形式で持ち家を手に入れようとする場合、このことは新築する場合と比べてのメリットと成り得ます。

少し裏技的な利点と言えるかもしれませんが、中古住宅を検討する際にはこの点についても注目してみると良いかもしれません。

 

 

2.中古住宅リフォームに不安やデメリットはないの?

中古住宅のリフォームには、もちろんメリットのほかに新築と比べてデメリットもあります。ではどのようなデメリットがあるのでしょうか。

 

2-1.どうしても配置が変えられない部屋が出るケースもある

ここまでは中古住宅リフォームという形式のメリットについてのみ述べてきましたが、やはり新築にも新築のメリットがあり、裏を返せばそれは中古住宅のデメリットということにもなります。まず一つ挙げられるのが、間取りなどの自由度が下がる可能性があるという点です。

いくら自分好みに作り替えることが可能とは言っても、やはりリフォームという形をとる以上、構造上どうしても配置を変更することが出来ない場所などが出てくるケースがあり、それを念頭に置いたうえで間取りなどを考える必要が出てくる場合があります。特に水回りなどでそうした不自由が発生してしまうケースが考えられるため、事前にリフォームを前提とした購入であることをしっかり示したうえで物件の管理者等に問い合わせることが重要になるでしょう。

 

3-2.耐用年数は新築に分がある

また、やはり購入するのが中古の住宅ということになりますので、新築と比べると物件自体や各設備の耐用年数には多少の差が出てくるということもあります。どれくらいの差が出てくるかは購入する物件や行うリフォームの規模によって様々ですが、やはりどうしても新築物件の方が長持ちする傾向にあるというのは事実です。こちらも物件の購入の前にしっかりと問い合わせた上で検討するのが正しい選択でしょう。

 

3-3.非常に稀ながら、リフォーム料金が大きくかさむケースもある

こちらは多くの場合は心配のいらないことなのですが、特に古い物件を購入する場合、稀に断熱や換気と言った家の基本性能が低いまま設計されている場合があり、住んでからそうした不具合に気づいて後悔する、というケースや、そうした基本性能を向上させるためのリフォームに多額の費用がかさんでしまう、というケースが存在します。

万が一にもそうした落とし穴にはまってしまうことがないように、購入前に、「現在建っている住宅がどういう状態なのか?」ということをしっかりと確認しておくことが重要です。リフォームして済むことが前提であっても、必ずリフォーム前の状態を把握しておくべき、ということですね。

 

 

4.まとめ

価格面や条件面での大きなメリットから、近年注目を集め始めている中古住宅のリフォーム。家を持ちたいと考えている方にとっては非常に魅力的な提案の一つとなると思いますが、もちろん中古住宅ならではの不安やデメリットというものもあります。

しかし、そのデメリットの多くは、購入を決める前の確認や検討、あるいは信頼のおけるリフォーム業者などを見つけておくことで回避できるものです。

リフォームを前提とした購入であることをしっかりと示し、かつリフォーム前の住宅の状態についてもしっかりと把握しておくこと。この二点をしっかりと念頭に置いておけば、中古住宅を購入するうえでの不安要素の多くは先に取り除いておくことが可能です。

もちろん自分や家族のライフスタイルに合わせ、様々な選択肢を検討することが最も大切ですが、その中でも一際大きな魅力を持つ選択肢として、中古住宅を購入してのリフォームということを考えてみるのはいかがでしょうか。

どうして『建てるならば新築』なのか?新築と中古住宅を徹底比較

新婚の人にとって悩みがちなのが住宅のことです。「新築にすべきか、それとも中古にすべきか」ということはそんな住宅の悩みの中でも最も大きいものですが、新築と中古では大きな違いがありますからしっかりと考えておかないといけません。こういった際には中古住宅と新築住宅を比較してみることが一番です。

1.中古住宅と新築住宅の違い

中古住宅と新築住宅にはどのような違いがあるのでしょうか。詳しく例をあげてご説明します。      yjimage6B4VVJ0L

 

1-1.中古は安い?

中古住宅は新築住宅よりも安いと思われがちですが、これは必ずしも正しいとはいえません。

確かに中古のほうが坪単価でも格安で、初期投資という点では安く済むでしょう。しかし、中古はその分だけ寿命も短く、リフォームの時期も早まってきます。特にガタが出始めると住宅というのは色々な補修工事や手入れが必要になるもので、中古住宅は後々の出費がかさみがちなのです。

また、中古物件は何年も空き家である物件も多いだけでなく、前の家主がどのような管理をしていたのかもわかりません。そのため、見た目よりも古くなっているなんてことが中古物件では多いのです。

初期費用の点でも仲介手数料などで中古物件は物件価格の7%程度余分にコストがかかるとされていますが、新築物件であれば物件価格の5%程度で済むという違いもあります。これは意外と知らない人が多いポイントではないでしょうか。

 

このように中古物件は色々なコストがかかるということがありますから、購入時の価格だけで両者を比較してはいけないのです。また、エリアによっては新築住宅と中古住宅の価格にあまり違いがでないこともあります。例えば都心部に新築を建てる際です。この際には新築住宅を建てるのにしても中古住宅を購入するのにしても余りコストが変わらないことがあります。

 

1-2.入居までの時間

中古住宅と新築住宅では契約してから実際に住むまでの時間も違ってきます。

中古住宅は物件が既にありますから、契約後にはすぐに引っ越しをして住まうことができます。その分、新築住宅では一から設計する場合にはそれだけ時間もかかります。とはいえ、それだけ時間をかけてじっくりと新生活のことを考えられるというのがメリットでしょう。付近のことを調べたり、購入する家電製品を見繕うなど、準備時間もしっかりと楽しめるのが新築住宅ならではです。何より、新築住宅は引越し後の充実感が違います。それまでに誰も住んだことがないため、「自分の城」という気持ちが大きくなるのです。また、新築ならではのさわやかな”ニオイ”もなんとも言えないものでしょう。そのため、家の醍醐味をより楽しみたいといった人には新築住宅もオススメです。

 

1-3.中古物件のリスク「耐震性」

中古物件を購入するというのであれば耐震性もしっかりと考えておきたいものです。耐震構造の基準は阪神淡路大震災後に大きく変わりましたが、それ以前に建てられた物件だと大変地震に弱いという物件も多くなっています。このことを知らないと思わぬ不利益を被ることがありますから気をつけましょう。もしもそれ以前に建てられたものであれば中古物件を購入する前に専門業者に調べてもらうなどの対策が必要になってきます。

また、中古物件は柱がもろくなっているなど構造的に弱くなっていることもあります。それだけ中古物件は地震に弱くなっていますから、長く済むという人や今後大型地震が想定される地域に済むという人であれば新築住宅を検討してみるのも良いかもしれません。

 

1-4.中古物件と新築住宅では周辺環境も違いが出る

中古物件と新築住宅の違いの一つが「周辺環境」です。

中古物件の場合、周辺には既成住宅が多く、コミュニティもできているということが多くなっています。そのため、近所にどんな人がいるのかが物件購入前にわかるのです。その半面、新築住宅では近所の人がどういった人かわからないことがあります。特に大規模開発された宅地だとこの傾向は強くなります。とはいえ、これは決してデメリットではありません。むしろ自分たちでコミュニティを築いていけるというメリットが有るのです。そのため、新生活をより楽しみたいという人にも新築住宅はオススメでしょう。逆にコミュニティができていると、新参者として扱われてしまいますし、溶けこむのにも時間がかかるなんてことにもなりかねません。

 

1-5.内装と中古物件・新築住宅の関係

中古物件と新築住宅を考える上で忘れてはいけないのが内装のことです。最近の家電製品を置く際にも新築住宅の方がより考慮されていて置きやすくなっているということが多くなっています。

また、新築住宅はシステムキッチンやバスルームなど新しい設備を導入しやすいのも利点でしょう。反面、中古物件は新しい家電製品を置くと「似合わない」ことがあります。電化製品にも時代性がありますから、やはりその年代に建てられた住宅と最も調和しやすいのです。これは住宅の満足度にもつながってきますから、決して軽視しないようにしましょう。新築住宅であれば「リビングルームにはホームシアターを置きたいから広くする」といったように住宅を自分の希望に応じて建ててもらえるというのもポイントです。

 

1-6.立地の違いとは?

新築住宅と中古物件は立地の点でも大きな違いがあります。中古住宅であれば物件数自体が多いので、全国的に住宅を探しやすいのです。特に都心部で未開発の宅地を探すとなると難しいですが、中古住宅であれば簡単に見つけられます。その逆に新築住宅は自分の住みたいところにピンポイントに建てられます。新築住宅は土地さえ手に入れば問題ありませんから、森の中で暮らしたいといった際にも新築住宅であれば夢が叶います。

 

 

2.中古住宅は思わぬ瑕疵があることも

中古住宅は購入時にはわからなかった問題が後で発覚することがあります。例えば「床のキズや汚れ」が思った以上に目立ったり、シロアリが巣食っていたりするなど、中古住宅ならではの問題は幾つもあります。このようなことが発覚するとげんなりしてしまいますし、自分の家なのに「他にも問題があるのでは」と変に疑ってしまうことにもなりかねません。

 

 

3.家のことはしっかりと時間を割いて考えよう

中古にするべきか、それとも新築にするべきか悩むのが面倒で、「とりあえず中古を買っておこう」と考える人がいます。確かに中古物件を買えばどういった物件が良いのかも目星もついてきます。また、中古物件は格安でしかも売りやすく、新築が欲しくなった際に中古物件を手放せば済みます。

とはいえ、これは実際にはそこまで賢い選択肢ではありません。中古物件を一度買ってしまうと新築を建てるのが面倒になるということもあるからです。そのため、一生中古物件にすまないといけなくなり、年老いてから中古住宅の血管が色々と見えるようになって「新築にしておけばよかった」なんてことにもなりかねないのです。

 

住宅は人生でも最もお金がかかるもので、しかも誤った選択をしてしまうと取り返しがつきません。だからこそ、家のことは決して軽く考えて良いものではないのです。そのため、住宅をどうしようかと悩んでいるならば一度しっかりと時間を割いて考えてみましょう。もしも考えがまとまらないというのであれば、一度建築会社などに話を伺ってみるのも良いでしょう。

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4.さいごに

このように中古物件と新築住宅には大きな違いがあります。中古物件にも良さはありますが、やはり「新築住宅の方が良い」と感じた人も多いのではないでしょうか。新築住宅は満足度も高くなりがちなので、これから住むのであれば新築住宅をオススメします。

住宅購入に知っておきたい新築と中古の違い

リーマンショック以降の景気回復傾向や東京五輪、リニモ開通などの景気を上向きする話題が多く、住宅の購入者が徐々に増えています。その中でも一生の買い物とも言える住宅購入で新築の真新しいままで快適に暮らすか、コストを押さえて中古住宅を購入するか悩まれる方もいると思います。そこで今回は新築、中古住宅それぞれの特徴やメリット、ポイント等をまとめてご紹介します。

〜新築住宅の概要、ポイント〜
まず、新築に購入する際の基本としては、すでに建てられた建売住宅の購入か土地を含んだ注文住宅の購入で金額やサービスなどに違いが出てきます。

1.新築住宅のそれぞれの特徴、メリットは?                                                 smilehome_C

 

ほとんどの新築は土地を含めた建売で売られており、注文住宅が完全なオーダーメイドに近い住宅になります。
購入する際にどんな新築で土地の広さ、価格などを求めているかによってどちらか選ぶ必要があります。

1-1.建売住宅購入のメリット、デメリット

 

建売住宅は、すでに形や間取りができている上に比較的安い場合が多いです。最近では、オプションで内装の変更などもやりやすくなっている半注文住宅もあります。
ただ、建売住宅は一斉に何棟か建築される上に建物の断熱、防音、耐震など根幹な部分の情報が提示されていないので、きちんと確認するか詳しい方に聞いてみるのが安心です。

1-2.注文住宅のメリット、デメリット

 

注文住宅は、完全なオーダーメイドによる新築になり、その分の料金がプラスされるので建物売りより高価になります。ただ、木材の材質などの細かい部分から選べるので安心して、自分好みの住宅に住むことができます。
ハウスメーカーによっては、いくつか候補を提示してもらえるのでやりやすいです。
注意点は、ハウスメーカーによって、材料や職人、営業の質に違いがあるので、事前の情報収集が必要です。

2.新築見学のポイントは?

 

見学前に事前にやっておきたいのが見学に必要なポイントがどこか、どのように回れば良いかなどしっかり情報収集をしておきましょう。今、インターネットでまとめたわかりやすい記事などがあるので、見学前日にでも幾つかみて参考にしましょう。

2-1.新築見学前に事前にチェック項目を決める!!

 

不動産での新築見学は、担当者によって様々な説明がされますが、大抵の場合がよくわからない専門用語や説明下手な担当者で何を言っているのかわからず、何となく見学をしてしまうケースが多いです。それでは購入後のトラブルがあった時に泣き目を見てしまうのでしっかりと確認しておくことが大切になります。ですから見学前日までに必ずチェックしておきたい項目を決めて、見学すると生活するときのイメージもしやすく、問題点を質問することができるので有意義な見学になります。

2-2.質問をいくつか用意して相手の様子を見る

 

もう一つ事前に準備しておきたいことは、質問したいことをいくつか考えておくことです。担当者や不動産によって、肝心な説明を省いてしない場合もあるので、しっかりと質問できるようにしておかないと流されてしまいます。インターネットの口コミや専門サイトなどの事例を参考にして、突っ込んだ質問をいくつか用意しておくて、担当者の反応を見ることができ、購入の際に有利な条件でスムーズに手続きをすることにも繋がります。
質問がないのが、付け入られるスキになるので4〜6個程度タイミングを見て質問できるようにしておきましょう。

3.中古住宅の特徴、メリットとは?

 

中古一戸建ての新築と比べた大きなメリットは、物件価格の安さにあります。年数によって割安感があり、木造建築の場合は、5年ほど年数でも価格が一気に安くなっていることもあります。また、購入時の消費税の有無や償却処理済みの住宅ならさらにランニングコストがかからずに購入することができます。
また、県など地域によっては中古一戸建て購入に対する援助や税金免除などの特典もあるので合わせて確認しておきたいです。
また、新築では見られない細かな部分の内覧が可能で購入する際に気になるポイントを全て見てから購入することができる安心感があります。

3-1.意外な補償やリフォームなどの救済措置も

 

一戸建ての年数や周辺条件、中々売れない物件などによっては、購入後の一定期間内の問題に対する修繕などの補修や、購入前のリフォームを希望の条件で無償、格安で利用できるなど新築ではおきたい際のトラブルなどで対応できない部分の救済措置が不動産によって用意されているケースがあるので、チェックしておくといいです。

3-2.希望の立地や条件などを叶えられる可能性がある?

 

新築一戸建てでは立地の関係で中々手の出せない価格でも中古一戸建てなら自分の住んでみた立地や地域で叶えやすいです。不動産によっては隠れた良い条件の中古一戸建てを見つけることができ、予算内でリフォームをしてしまえば住みたい空間、町で快適な毎日を過ごすことも夢ではないです。

4.中古の建売のメリット、デメリットは?

すでに内装や外観もしっかりしているので気に入れば、すぐに入居することができます。また、購入する前に中の隅々まで内覧ができるので気になるポイントをチェックした上で選ぶことができます。修繕が必要な箇所などは購入前に綺麗になっているので新築に近い状態で住むことができます。
立地によって購入価格が安く、購入後のランニングコストも安く住むことが多いので選ぶ手間や時間がない方にはオススメです。
もちろん、新築に近い見た目であっても中古である以上建物自体に問題が必ずあります。また、年数が経っているほど長期的に住む場合に問題があると建て替え時期が早くなるリスクがあります。また、新築ではあるようなアフターサービスが薄く、何かトラブルが起きた時のコストが高くなるので購入前の内覧で建物全体だけではなく細かな部分まで確認することが大切になります。自分希望通りの空間や条件を見つけることも難しいのである程度の妥協も必要となります。

5.中古リノベーション住宅のメリット、デメリットは?

 

中古住宅では新築と違いリノベーションされた住宅や購入後にリノベーションの施工を行う二つのタイプに分かれます。リノベーションのメリットは、中古であっても新築のように真新しい空間や設備で住むことができる点にあります。通常の中古住宅と変わらない価格帯で販売されている場合もあり、人気があります。自治体によって、補助制度を活用できるので、さらにコストを抑えて、快適な住宅で暮らすことが可能です。
ただ、デメリットとしては、元々の住宅自宅の基盤はそのまま老朽化した状態なので購入後、時間が経過した時に起きるトラブルの費用の負担が大きくなる場合があるので注意が必要になります。

6.中古住宅購入の際に見ておきたいポイントは?

 

新築と違い中古住宅には必ず、劣化部分や欠陥している箇所があります。そこで中古住宅の購入の際にいくつかポイントがあります。
不動産での中古住宅を探し方は、いくつかポイントがあります。まず、住みたい条件(立地、アクセスの良さ、周辺施設、希望の間取り、建物状態、価格)などを決めた上でエリアごとに不動産を当たるといいです。なぜかと言うと安い中古住宅を当たるだけならいくらでも不動産はありますが、購入後に不満が残るケースが多いからです。また、良い中古住宅の物件を扱う不動産より決めた条件で安い価格で不動産を探す方が早くみつかります。
また、現在ではインターネットで大手不動産からの情報や各エリアの口コミをまとめたサイトなどが存在するので、探す際の参考になります。今は、古い不動産ほど胡散臭い情報を流すので、インターネットの情報のほうが質が高いのもあります。

7.まとめ

 

新築、中古住宅にはそれぞれの注文、建売やどの状態で購入するのかで大きく変化してきます。希望の予算、間取りなどを考慮した上で検討することが大切になります。

新築一戸建てのメリット・デメリットとは?

新築一戸建てとマンションを比べて、どちらを購入したほうがいいか悩んだりしていませんか。マンションを購入しようと考えるなら一戸建てのデメリットはなんなのかを考えたほうがいいと思います。

 

まず、第一に金額面での比較をしてみましょう。

同じ金額で比較するのであればまず、マンションのほうがお得です。

それはなぜか、都心から近く、その駅から歩いて家に帰れるなどの条件を付ければ明らかにマンションのほうが広い物件が見つかります。

一戸建てだと敷地が狭く3階建てといいうような物件が見つかると思います。

 

しかし、予算や都心からの時間など気にしないのであれば、一戸建てのほうがいいかもしれません。まず隣や上、下などに気を使う必要がありませんので、音に関してはマンションよりずいぶんと気にならないだろう。

 

また、リフォームや建て替えなどが好きな時に行えるということや、その他の自由度が一戸建てには高いといえます。

一戸建てはマンションの便利さと引き換えに自由さを得たといいってもいいと思います。                                                             62_827761

 

マンションにはめんどくさいと思われがちだが、管理組合などがある、また修繕費などが毎月の支払で出ていく。

だが、そのおかげで補修や掃除などが個人でやらなければいけないということはない。

一戸建てでは当然ながら、すべて個人でおかなわなければならない。

だが、それらを全部やることになっても気に入った一戸建てなら購入すればいいと思います。気に入った一戸建てがどうしても見つからない場合は同じ金額なら一戸建てよりも便利なところにあるので、マンション購入を考えればいいと思います。

 

近年は、シニアの老夫婦が子供の完全独立したため、駅に近いマンションに引っ越すなんて話も多く聞くようになりました。

では、その今まで住んでいた一戸建てはどうしたのか。

売却したりする人もいただろう。また、子供夫婦が住んでいるケースも多くなっているそうです。

 

では、そのようなことが多いのはなぜか。

それはやはり一戸建てのほうが子育てしやすいからなのでしょう。

子育て期間は一戸建てで生活をし、育て上げてから自分たちが必要な広さのマンションに引っ越すということなのでしょう。

 

一戸建てが子育てに向いているにはやはり音に関する悩みがほとんどないということでしょう。子供は小さいうちは音を立てることはありませんが、大きくなり歩き出すと音を出します。これは仕方ないことだといっても、マンションではやはり気になりますし、どうにか音を出さないようにします。

 

例えば幼稚園児になって、ソファーの飛び乗りたり、飛び降りたりすれば相当に大きな音になります。それが一戸建てだとそれほど気になりません。

また、子供が小さいうちは一戸建てのほうが子供を見やすくなっています。

 

夏の暑い日に庭にビニールでできたプールを置き、水撒きをして、ついでにプールに水をためて水遊びをする。

など子供が遊んでいるのを庭で見ることができます。

マンションなどではベランダなどで同じように見たりしますが、子供が柵から落ちないか心配しながら見ています。

 

また、駅や繁華街などから離れていると、車の通りが少なかったりしますのでその分、少しだけ安全かなとも思います。

 

老後になるとマンションにメリットが増えてきます。

一戸建てと違い、両隣も上下も人が住んでいるので、冬など暖かいといわれています。

また、マンションのほうが防犯性が高いとも言われたり、掃除するにも手間がかからなくていいなどのメリットがあります。

 

また、雪国では雪かきや雪下ろしの手間がかからないなど、地域によっては即別な理由もあるようです。

 

それでも大多数のシニアは住んでいた一戸建てに住み続けています。

一戸建ては長年住んでいると愛着がわくので、そのような家からは離れづらく感じるようでした。また、リフォームをしたり建て替えが楽なところもあり、バリアフリー様式にリフォームしたり2世帯住宅に建てなおしたり新しい生活に合わせてりしていました。

 

また、長年飼っているペットがいるなどや、ご近所に友達がたくさんいるなどというものあります。

実は買った後、住んでいるのにお金がかかるのはマンションだといわれています。

管理費など毎月、数千円から数万円ほどかかります。そのほかに駐車場代などもかかり自分の家を買った割に結構な金額が毎月かかります。

 

一戸建てではそのような金額がかからないといわれています。

しかし、毎月かからなくても、何もメンテナンスを行わないということはないのです。

庭の木の剪定や壁やその他の家のあらゆるところをメンテナンスすることになりま。

その金額は数千円から数百万円の金額が刈ります。

 

つまり、毎月払い続けるか、必要な時に一気に出すかの違いがあります。

一戸建てを購入したらそこを頭に入れておいたほうがいいでしょう。

 

また、マンションは防犯性が高いといわれています。

自分の家の鍵だけでなく、マンションの入り口に別の鍵などがあるためです。

 

一戸建ては戸締りを玄関だけにしても防犯にはつながりません。

また玄関の鍵も2か所や3か所なんてものも出てきています。

それを一歩進んだ街区全体でセキュリティを守るように設計した住宅街も登場している。

 

住宅地内を通り抜け禁止になっているために無関係の車は入ってこなくなります。

入ってきたとしてもとても目立つことになります。

そのような住宅街は実は1980年代の巨大戸建て住宅販売時の○○の街販売などはそのような形で販売されていました。

 

そこの住人にしかわからないような、迷路のような道、一度迷い込んでしまったらなかなか抜け出すのにたいへんです。

ちなみにそのような街ができると、住宅街の中に小学校や中学校が出来上がっていました。

生徒はその新しくできた住宅街です。現在はそのような住宅街が作られることもなくなってしまいましたし、必ずしも同じようなライフスタイルの人が一戸建てを購入するわけではないので、学校が建設されることはありません。

 

一戸建てを建てて、一番楽しみに思うのは庭を家につけるということではないだろうか。

夏にはバーベキューやプール、ガーデニングなどいろいろ思いつくが実際に庭をどう思っているのでしょうか。

 

まず、バーベキューに関しては家がこれだけ密集されて建つと、においや煙などでほとんど行うことは難しい。プール遊びは子供なら問題ないと思うが大人がするとなると結構恥ずかしい。日光浴に関しても同じです。

 

芝生を植えるのも夢にしている方も多いと思うが芝を植えることも大変である。

まず、芝を植えても根が張るまでに時間がかかる。そして根が張ってから1週間に1回は夏などは芝刈りをしなければならない。   pbl0024-002

 

子供と一緒にと考えていても暑い中、毎週土曜日に芝刈りだというのは子供も飽きるし、嫌がります。ゴルフのグリーンにするんだと思い描いているならもっと大変です。

 

芝刈りの際に品を刈り込む向きを変えたりしなければなりません。

ちなみに筆者が子供のころにグリーンをつくために毎週日曜日に芝刈りをしましたが大体3か月でやめてしまいました。それほど大変だったですし、用事がほかに入れられなかったものでした。

 

では、庭はどのようなメリットがあるのかといえば、隣のいえと距離ができるということです。隙間があるところで人間は安心でいるのです。

それに、ついている庭は大きさも様々です。

 

いろいろ、書きましたが、やっぱり子育て世代には一戸建てのほうが住みやすいようです。

音の問題、遊ぶちょっとのスペースなど子育て世代にはうれしいものです。

 

家は人生で最大な買い物となります。

じっくりと考えて、後悔のないような買い物をしましょう。